第5話 旅立ち 出会い
前回のあらすじ
ついにフィルは念願の魔法を使えるようになった
師匠との4年間の特訓が終わり
10歳の贈り物として師匠の使っていた黒枝をもらい
最後に名前を聞こうと振り返ると
そこには師匠も家もなにもなく
僕は行方不明になっていた
でも師匠との思い出は夢ではない
きっと立派な魔法使いになって
また会いにくると誓うフィルであった。
第5話 旅立ち 出会い
僕は村に帰ってから今までの事を話した
師匠とのことや魔法が使えるようになったこと
そして僕の体質のこと
「妖精の目」についてはエルフのみしか
与えられることのないチカラなので秘密にした。
魔法が使える様になった事で魔法学校にいきたいと
話しをしたらすぐに準備をしてくれた
母も父も僕が頑張っていたことを知ってくれていた
魔法が使えるようになると信じてくれていたのだ
「ありがとう」
魔法学校に行くにはいまいる村から10日ほどかかる
ところにある 魔法都市にいかなくてはならない
入学締め切りまであと20日
旅の準備をして ついに出発の日がきた
みんな 行ってきます!
(師匠行ってきます!)
村から魔法都市にいくには
まずはこの目の前に広がる森をぬけなければならない
1日はかかるくらいには広く「魔獣」もでる
フィル)ふう なかなか広いな
魔獣にはなるべくあわないようにしたいけど
って...うわあ! ファンガオンだ!
ファンガオン(狼種)
速い動きと 鋭い爪での攻撃が特徴の魔獣
フィル)いきなり強敵すぎませんか!
普通は水が固まったアイツでは!?
魔獣は素早い動きで草から草へうつり翻弄する
そしてフィルに飛びかかる
フィル)精霊風魔法 風霊壁!
風の衝撃波で魔獣を跳ね返す
フィル)今だ! くらえ 精炎弾!
フィルの魔法が魔獣に直撃し魔獣は倒れ
無数の光となり消え
その場には小さな青い欠片と魔獣の爪がおちた
フィル)あー危なかったあ 精霊たちありがとー
これが討伐アイテム 爪と魔獣核だね
ふーむふむふむ...
.....グガオオオオオ!(魔獣が襲いかかる)
フィル)もう一匹!? まにあわな...
ガキイイイン...!
はああ! 炎斬!
目を開けるとそこには
僕と同じくらいの年の男の子がいた
少年)おい! 大丈夫か? 生きてるよな?
ケガは無さそうだし 平気か?
薬あるか? 名前は? 年は?
って わりい 喋りすぎたな へへ
フィル)あはは...僕はフィル助けてくれてありがとう
ケガは...大丈夫 年は10歳 よろしく...
少年)フィルか 俺は「ダイン」同じ10歳だ
無事でよかったぜ もしかしてお前も
魔法都市めざしてんのか?
俺もそうなんだよ な 一緒にいかねえか?
フィル)えああと うん 僕も魔法都市にいきたくて
一緒に行ってくれると凄く心強いよ
(凄く話がはやいタイプだなあ)
ダイン)やったぜ! よろしくな フィル!
そうだ お互いのことしるために
得意な属性とかの話をしようぜ
フィル)うん よろしくね ダイン
ダイン)俺の得意なのは火属性だ
筋力強化などで自分を強化して戦うタイプだ
相棒はこの大剣さ
鍛冶師のおやじが作ったんだ
フィル)僕の適正はその...ちょっと特殊でね...
ダイン)はああ!? 5属性使えるだと!?
おま...2.3種類ならきいたことあるが...
そんなのきいたことないぞ!
フィル)僕が使えるというよりは
精霊に使わせてもらってる感じだから
ダイン)にしてもすげえな 精霊が見えるてのは
でも見えるだけじゃ無理だもんな
お前の体質あってのことだろ
フィル)そうみたい でもまだまだ特訓中だから
もっと頑張らないといけない
じゃないと師匠のようには...
???)グウウウ
フィル)またファンガオン!? どこに!
ダイン)わりいフィル 俺の腹の音だわ
フィル).....あはは! ご飯にしようか
ダイン)ああ!
こうして魔法都市に旅立ったフィルに
新しい友達「ダイン」が増えた
頼もしい仲間が増えて安心だと思ったが
この森にはなにかが潜んでいた
はたして無事にフィル達は魔法都市に辿りつけるのか
次回 ユニークモンスター
ダイン)フィル 俺たち 最高のパーティだぜ
新キャラ「ダイン」男
属性 火 武器 大剣
身体強化をかけて 接近戦タイプ
キャラ特徴
短髪の茶髪
体格ほどほど (なので強化して戦う)
性格明るく 頼れるアニキ肌




