第2話 師匠
前回のあらすじ
小さな村の少年フィルは生まれつき魔法適正の無い
無属性だったが魔法使いになりたいので魔法の特訓を頑張っていた。
いつもの特訓場所にいくとエルフの魔法使いがいた
その不思議な魔法使いは僕に魔法を教えてくれることになった。
少年フィルとエルフの師匠の魔法特訓がはじまる
第2話 師匠
皆さんこんにちは僕の名前は(フィル)です!
今は師匠と師匠の作ったお家で暮らしています
師匠に弟子にしてもらった直後に
師匠)じゃ ここに家作っちゃうねー
フィル)えっ 家を作るって...
そう言うと師匠は10秒程度で
土魔法「ストーンクラフト」を使い家を建てた
フィル)凄い!師匠は土の精霊の加護があるんですね
師匠)うーん加護というより契約かな
エルフの魔法適正はみんな「風」だからね
でも精霊が見えるから少しならちからを借りれるんだ
フィル)精霊が見えたらそんなこともできるんですね
師匠)ふふ さあ中に入ろう 今後の事を話そ
中はとても数秒で作ったとは思えない出来だった
テーブルにソファ キッチンにベット お風呂まで
ありとあらゆる生活用品が揃っていた
フィル)あの師匠 魔法てこんなに万能でしたっけ
師匠)ま..まあ私 白杖の魔法使いですから
フィル)なんか隠してません..?
師匠)べつになんも隠してないですー
さあそこに座りたまえ フィル君
さて今日から君は私の弟子なわけなんですが
この家で一緒に暮らしてもらいます!
実は私がここにきたのもフィル君のお母さんの頼みで
魔法に悩んでるから助けて欲しいてお願いされてね
だからここに住むのは家族も知ってるから安心して
ということでフィル君!最初の特訓といこうか!
フィル)はい! なんですか!
師匠)ご飯作ってくれる?
フィル)...え!?
こうして師匠と僕の生活が始まった
師匠は特訓と言いつつ
料理 洗濯 掃除 かたもみまで
生活のすべてを僕にまかせてきた
この師匠ぐーたらエルフであった
もしかしていいように使われてるのではと
思うこともあったが、たまーに魔法を教えてくれるのでなんともいえない感じであった
そしてそんな生活を続け
僕は9歳の誕生日を迎えた
師匠)フィル君誕生日おめでとー
もう9歳かー早いねー3年近く経つんだねーよしよし
フィル)師匠あんまなでるのとかちょっと..
師匠)なになに 照れてるのー
フィル)てか師匠 僕もう9歳なんですけど!
もうあと1年しかないんですけど!
魔法全然成長してないんですけど!
基本属性の火水風雷土の魔法ちょーと使えるくらいになりましたけどこれじゃ学校にいけないんですー!
どうするんですかーー!
師匠)いやーフィル君 会ったときは師匠凄いーて
尊敬する目で見てくれたのに最近は
師匠そこにいると掃除のじゃまですとか
なにしてるのーて聞いても べつに て言ったり
食べて寝てばかりで太りましたねって言ってくるし
けっこうショックなんだからね!
なんなの!反抗期ですか!?
フィル)ごめんなさい.. でも僕はもっと特訓がしたいんです 魔法使いになりたいんです!
師匠)ふう..わかりました実は9歳になるのを
待っていましたフィル君心して聞いて下さい
あなたの体質では魔法使いにはなれません
突如打ち明けられた真実
魔法使いにはなれないと言われたフィル
僕の 努力 夢 すべてが無駄だったのか
師匠は騙して利用していただけなのか
そう思っていた僕に師匠が教えてくれる本当の事
次回 エルフの目
フィル君 見えるってどう?




