図書館の素晴らしさを伝えたいだけ
タダでエアコン完備の秘密基地って聞いたらすごくないですか?
そう! みなさん、それが市営や町営の図書館なのです!
みなさんはしっかり利用してますか?
冷静に考えてみると、図書館ってめちゃくちゃすごいんですよ。だって 『無料』で誰でも入れて、冷暖房完備で、机と椅子があって、長居しても怒られないんです。しかも周りは静か。
これって現代社会で考えたら、ちょっとした奇跡みたいな空間じゃないですか?
普通ならカフェに入ればドリンク代がかかりますし、ファミレスだって何か注文しなきゃいけない。でも図書館ならゼロ円。財布を気にせずに、安心して本が読めるし、勉強や仕事もできるんです。
これだけで「使わなきゃ損だな」と思います。
さらに最近の図書館って、すごく進化しているんです。
場所によっては 無料のWi-Fiが使えたり、ノートPCやスマホを充電できる電源席が用意されていたりします。中には 映画やアニメ、音楽CDなどをその場で鑑賞できるコーナーまである図書館もあるんです。
本を借りるだけじゃなくて、インターネット環境や映像・音楽まで楽しめる。つまり図書館は現代の秘密基地。
これを知らずに「図書館=退屈な場所」「利用しているやつは陰気臭い。ケチな人」と思っている人は、ちょっともったいないと思います。
そしてこれが大事なポイントです。
図書館は僕たちが“支払っている税金”で運営されています。つまり、すでにみんなは「利用料」を払っているんです。
だから利用しないというのは、極端に言えば 家賃を払っているのに家に住んでいないようなものです。せっかく支払ったお金で維持されている場所なんだから、どんどん活用して元を取ったほうがいいに決まっています。
日本には現在3,000館以上の公立図書館があり、ほとんどの市町村に最低1館は存在します。利用は無料。これほど平等で便利な公共サービスは、そう多くはないと思います。
僕が思うに、図書館の魅力は「無料」や「便利」だけじゃないんです。
一番すごいのは、あの静けさです。
学校や職場、家では落ち着かないときでも、図書館に行けば不思議と集中できます。雑音がなく、隣に座る人も同じように本や勉強に向き合っている。その空気が、自分の心を落ち着けてくれるんです。
ここでちょっと読書習慣の話をします。
文化庁の調査によると、日本人の大人の年間読書量は平均12冊程度。つまり月に1冊読むかどうか、というペースです。
一方で、北欧のフィンランドやスウェーデンの人たちは年間30冊以上本を読んでいるというデータがあります。アメリカやフランスでも20冊前後。つまり日本は「読める力」は高いのに、「読む量」では世界に後れを取っているんです。
子どもたちの読書時間も減ってきています。2015年には平日で1日18分ほどだったのが、2022年には15分にまで減少しました。スマホや動画に時間を奪われ、本を開く時間が減っているのは明らかです。
でもこれ、図書館をうまく使えばすぐに変えられると思います。通学や通勤の帰りにふらっと立ち寄るだけで、読書時間は自然に増えていきますから。
本を読むって、ただ知識を得るだけじゃなくて、人生を豊かにしてくれると思います。
悩んでいるときに助けになる一文に出会えたり、全く知らなかった世界を教えてくれたり。本は未来への投資みたいなものだと思います。
そしてその投資先は、図書館に山ほど揃っています。小説から実用書、専門書まで無料で借りられるんですから、使わない手はありません。
●まとめ
結局のところ、図書館って「使った者勝ち」なんです。
無料で冷暖房完備、Wi-Fiや電源があり、映像も楽しめて、本も読み放題。これを使わない理由はないと思います。
なんなら本を読まなくても、くつろぐだけに行ってみるのも良いと思います。
もちろん、私語は厳禁です。
このエッセイは、この僕がすでにこのアカウントで執筆、投稿した【30分読破シリーズ】の1作品を書いていて思ったことを書き綴ったものです。
作品名は
『【30分読破シリーズ③】静かな図書館に響いたキミからのSOS 』
です。ぜひ、合わせてこちらもお読みください!




