神力 その2
「だから、神力ってのは宇宙そのものみたいなもんなんだ。
だからこそ、この世界のことわりにだって触れる事ができる。」
デメルの話は続いてゆく。
「じゃあ何故神力は摂り続けなければならない?」と、唐突に聞いてみた。
「そりゃあ俺らの行動一つ一つに使われてるのが神力だからだよ。
はは、随分と贅沢なこったよな、自分を成すもんだってのによ。」
なるほど。なら次は…。
「お前もそう言う系の職だと思うが、どうやって神力を生み出す?
いや、作るって言った方がいいのか?」
「生み出すでいいよ。特殊な方法を使えば、神力を消費して神力を創造できる。
その多少の差分で神力は無限に増える。けどさっきいったように特殊だから、
俺みたいな職の神が必要なんだ。」
最後に私から礼を言い、奴は帰って行った。
にしても興味深い話ではあった、もう少し聞いてみても良かったか。
…あれ、待て。私は奴が来るのを拒んでいたはず…。
はァ、興味があることにはプライドを捨てても食いつく、
私の良いところでもあり、それ以上に悪いところだ。
こんにちは、「SSR狼」です。
クレイは自分嫌いなところがありそうですね。デメルはそういうの考えなさそう。
何か感想を書いていってくださると作品の改善にもつながるので、よければお願いします!
この作品は、毎朝一分程度の話を、毎週月、木、土曜の朝5時に投稿しようと思ってます。改めて宜しくお願いします。