神の職
神も生き物である以上、何か摂らなければならない。
その為、神社会にも通貨があり、売買がなされる。
当然ながら、“職”という概念が浸透していく。私にも職がある。
神の職には主に三種類ある。
接種物関連のもの、娯楽関連のもの、下界管理関連のものだ。
接種物関連は言うまでもなく、人族が言うところの食事を用意する職だ。
神も食事はするが、まともにものを食う必要がないため、
味を愉しむ為に食う者が大半だ。神はそれとは別に摂取せねばならない。
端的に言えば前にも話した「神の宿す力」、俗に言う神力。
神の体の内側の大半を成す、神にとっての水分の様な存在だ。
どうやってこれを得ているのか知らんが、大切な事に変わりはない。
神も娯楽は嗜む。まぁその程度なので他の二つの職に比べると従事者は少ない。
これの説明はまた今度で良いだろう。
最後の下界管理の職は、神王様のあるお言葉より出来た職で、
「神はこの世で最も高等な生物なのだから、この世界を守り通す義務がある。」
というものであった。お節介とは思うが、下界は見ていて楽しい。
私が従事するのもこの系列の職だ。
神の営みの事など知っても意味はないと思うがな。
こんにちは、「SSR狼」です。
クレイは「神力をどうやって得ているか知らない」と言っていますが、
別に一般的に神の間で秘密にされているのではなく、クレイが知らないだけです。
なろうを使い始めて一週間も経たない新参者ですので、何か感想を書いていってくださると嬉しいです!
この作品は、毎朝一分程度の話を、毎週月、木、土曜の朝5時に投稿しようと思ってます。改めて宜しくお願いします。