神の社会
私は神だ。だからといってなにか特別と言うわけじゃない。
よくは知らないが、人族には唯一神?と言うものを信仰する者がいるそうであるが、残念ながら社会が成り立つほどに神は多くいる。
神も生き物であり、子孫を残すのだ。…まぁ滅多に死にはしないが。
神には、親はいない。似たような存在はあるが、
人族が言うところの“血の繋がり”がない。
神が宿す力によって、また新たな神が生まれるのだ。
その話は随分とややこしいので、また今度。
神は、人族によく似た姿をしている。
これはまた不思議な話、人族は人が神の姿を模したと伝えるそうだが、
実は神が人の姿を模している。
あらゆる神の元祖であり、今もご存命で神社会のトップに立つお方、
神王様が人族を気に入りそうしたのだとか。
それが一万年は前の話だと聞いている。
その頃はまだ神の数もそう多くはなかったとも…。
まぁ生まれて三千年程度しか経たない私にとってはあまり関係のない話だ。
あぁ私の名か?聞いても得はせんと思うが…。
まあいいだろう、我が名はクレイ。
気軽にこの名で呼ぶといい。
初めまして、今日が初投稿の「SSR狼」です。宜しくお願いします!
「なろう」というサイト自体、入ったのはほんの最近のことで…。なるべく投稿を続けられればいいな(笑)。
途中にある唯一神とか、人が神を模したとかは本当に某有名宗教達の話なので是非調べてみて下さい。
主人公は…この神、クレイのイマジナリーフレンドだとでも思っていただければ読みやすいかと思います。この作品は、毎朝一分程度の話を、毎週月、木、土曜の朝5時に投稿しようと思ってます。改めて宜しくお願いします。