【百合】ゴーリキーとカイリキーみたいな百合
むかしむかしある異世界で
お姫様がお城から逃走していました
お母さんが暴君なクイーンで
民の首をはねまくっていたので
ある日やばいと思い逃げたのです。
ところが兵士が追って来て
お姫様を斬り殺してしまいました。
さてお姫様は生き返ることができるのでしょうか?
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ところで、お姫様の名前は「剛力」です。
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◯マッスルセンター
剛力「うーん、ここは?」
怪力「気がつきました?」
剛力「あ、はじめまして。ワタクシ剛力と申しますわ」
怪力「私は怪力です。よろしくお願いします」
剛力「あの、ここは?」
怪力「マッスルセンターです。ジムの隣に併設されている、死の淵にいるマッチョを回復させるための施設です」
剛力「まあ素敵」
怪力「早速ですが、あなたにはカラテチョップを習得してもらいます」
剛力「カラテチョップ?」
怪力「万物を切断する奥義です」
剛力「すごいわ。その技があればどんな敵の急所でも的確に狙えそうですわ。でもどうして?」
怪力「あなた、母親に狙われていますよね」
剛力「その通りですわ」
怪力「ならば母親にカラテチョップをぶち込むのです」
剛力「なるほど!」
こうして剛力は、カラテチョップの練習をしました。
朝昼晩ひたすらチョップを繰り出しながら
補強の全身筋トレと、プロテイン摂取
そして早寝早起きとバランスのよい食事を心がけました。
怪力「こうです。アチョー!」
剛力「あ、あちょー」
怪力「違う、もっと攻撃力を込めて、アチョー!」
剛力「あちょー!」
するとジムに兵士が紛れ込んできました。
完全武装の鉄壁ナイト
防御力を高めた兵装です
兵士「大人しくしろ。ジムは包囲されている」
兵士「剛力姫を渡せ。さもなくば、死んでもらう」
すると怪力は嬉々として「バトルしようぜ」と言い
怪力「行け、剛力」
剛力「へ、私ですか?」
怪力「そうです。これはあなたの戦いでしょ」
剛力「ふええええええええ、まだチョップ覚えてないですわぁ」
怪力「じゃあ、ずつき、です!」
剛力はしかたなく、兵士の元へ近づいて
申し訳なさそうに、頭を振りました
剛力「え、えーい」
平和「ひでぶーーーーーーーーーーーー」
ボォォォォォカァァァァァァァン
ボォォォォォカァァァァァァァン
ボォォォォォカァァァァァァァン
兵士は倒れた。
剛力は戦闘に勝利した
剛力「……え?」
怪力「やったね!」
剛力「え、え、え?」
怪力「トレーニングの成果が出ましたね」
剛力「こ、これが、私、…………うふふふふふふふ」
剛力はきけんな笑みをうかべた。
攻撃力が上がった。
怪力「では戦闘後のお楽しみタイムです」
剛力「ふえ?」
怪力「ナデナデ」
剛力「ふええ」
怪力は、剛力の全身を撫で回しはじめました。
怪力「ナデナデ」
剛力「ふわあ」
❤︎❤︎❤︎
怪力「ナデナデ」
剛力「えへへ」
❤︎❤︎❤︎
怪力「ナデナデ」
剛力「しゅきぃ」
❤︎❤︎
怪力「プロテインマフィンです」
剛力「あーん」
もきゅ、もきゅ、もきゅ
❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎
怪力「そしてナデナデ」
剛力「にゃーん」
❤︎❤︎❤︎
このように、怪力と剛力は仲良くなりました。
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兵士「女王陛下、剛力姫がめちゃくちゃマッチョになってます」
ママ「なんですって!」
兵士「バッ!」(写真を見せる)
ママ「ぎゃああああああああああああ」
泡吹いてぶっ倒れるママ。
目の前が真っ暗になった。
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◯ジム
カラテチョップの練習風景
怪力「アチョー」
剛力「アチョー」
怪力「アチョー」
剛力「アチョー」
一糸乱れぬカラテチョップ
圧倒的攻撃力から繰り出される
必殺急所の打撃斬撃。
耐える者などあんまりない。
怪力「アチョー」
剛力「アチョー」
怪力「アチョー」
剛力「アチョー」
するとジムのドアが開いた
ドレスと宝石ごてごての女王陛下
ぶわっ
ママ「剛力ー」
剛力「ひえっ」
女王のママが勝負をしかけてきた
ママはゆうわくを使った。
ママ「ごめんね剛力、全部私が悪かったわ。もう二度とあなたを傷つけないから。ううっ。お城へ戻りましょう。みんなあなたの筋力を褒め称えているわ」
剛力「え、嫌ですわ」
ママ「……ブチッ」
ママは正気を失った。
ママは暴れはじめた。
ママ「きぃぃぃえぇぇぇぇぇ」
剛力「ファッ!?」
ママはまず巨大化をはじめた。
ドン!
ドン!
ドォォォォン!
身長200メートル
ママ「よーくーもー、私の気持ちを踏み躙ってくれたなー。キエーイ!」
ママは、ふみつけを、つかった。
ドシンドシンドシン
ジムやセンターがぐちゃぐちゃになった。
マグニチュード7のじしんが発生した。
剛力「あわわわわ」
怪力「大丈夫ですか」スッ
剛力「あ、ありがとう」
怪力「私たちも巨大化しましょう」
剛力「え?」
怪力「絆パワーです」
剛力「え、ええと、こう、かな?」
2人は手を繋いでみた
すると、巨大化が始まった
ドン!
ドン!
ドォォォォン!
身長2000メートル
ママ「ヒエッ!?」
ママは尻もちをついた。
巨大化したママの身長は、
巨大化した娘の足のサイズよりも小さいのだ。
ママ「ご、ごごご、ごべんなざいゆるじでー」
剛力「チョップ!」
怪力「チョップ!」
ズズズ ズズズ
バババ バババ
ズズズ ズズズ
バババ バババ
ズズズ ズズズ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
バババ バババ
ババ ババ
バ バ
バ
ボォォォォォ
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こうして、2人のチョップによって
国がまっぷたつに割れてしまいました。
そして、剛力と怪力の2人は
その割れ目の中心部に家を建て
毎日ナデナデしてプロテインを口移しで与える日々を続けましたとさ。
その様子をようつべで見た国民は
釣られて百合マッチョになって
百合マッチョ帝国が新たにできあがってしまいましたとさ。
めでたし めでたし