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子狐幻想譚  作者: 蒼井奏太
1/5

~プロローグ~

 この作品が最初の作品になります。

 そして初めて書いた作品になりますので

 そこを踏まえて温かい目で読んでいただけると幸いです。

 それでは、よろしくお願いします。

一人の少女が歩いていた。


「ハァ…いやだなぁ…帰りたくないや…」


 昨日は両親とケンカをしてしまい、家に帰るのがイヤだった。




 少女は家とは反対方向にしばらく歩いた。


 そして、神社の前にさしかかり少し疲れたので神社の前の階段に腰を下した。




ーー数分後ーー




 階段に座って気持ちを落ち着けようと物思いにふけっていたとき。


 急に目の前が暗くなったことに気づいた時には。


 少女は階段から居なくなっていた。




ーー同時刻ーー




 本作の主人公に当たるのが蒼井奏太。(あおいかなた)


 彼はベッドに横になりながらスマホを眺めていた。


 昼間に隣に住んでいる幼馴染から両親とケンカをした話を聞いていて心配であった。


 「連絡してみようかなぁ」


 彼は一人呟いた。




「よし!考えてもしょうがないから連絡しよう!」


 彼はスマホをいじり電話を掛けた。


 コールも鳴らずに電話からは


「お客様の電話は電波の届かない場所においでか、電源が入ってないためお繋ぎできません」


 というお馴染みのコールが聞こえた。


「うーん、どうしたんだろう」


 と彼は一人愚痴る。




 窓に移動し、カーテンを開けると彼女の部屋の電気は消えたままだった。


「心配だなぁ…」


 とぼやくと母親から呼ぶ声が聞こえた。


「奏太ー、青空ちゃんの家から電話で、まだ青空ちゃん帰ってないんだってーなにか知らなーい?」


「知らないよー今から向かおうかと思ってたくらいだしー」


と奏太は返した。




ー数分後ーー




 身支度を整え幼馴染の家に向かい昼間はケンカしたことを自分に言っていたことを明かし捜索することを告げた。




ーー1週間後ーー




 居なくなってから早いもので1週間が経過してしまった現在。




「青空、本当にどこ行っちまったんだよ…」




(落ち込んでてもしょうがない…。


 今日も部活終わったら探してみるか)


 彼は心の中で呟いた。




ーー部活後ーー




「おつかれさまです!お先に失礼します!また明日もよろしくおねがいします!」


 彼は部活動の先輩方に挨拶し手際よく後片付けをして帰路についた。




「今日は反対方向にいってみるか…」


 なかば気分で探す方角を決めながら彼はひとり呟いた。


 しばらく歩くと神社がある。


「神社でお参りしてから探そうかなー」


 と思い奏太はさらに歩を進めた。




ーしばらく歩くーー




 神社の前に到着するとーー




「タス…ケ…スケテ」




誰かの声が聞こえた瞬間、彼は階段を勢い良く登っていた。




「青空?いや、わからないけどきっと何かあるはずだ!」


「ようやく手がかりになりえそうな状況を見て見ぬフリなんかできそうにない」




 階段を登り続け最後の段を越え鳥居をくぐると…。


 辺り一面真っ白になったーー

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