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亜種レジスタンス(1)
ザードとヘレンは、あてもなく歩いていた。
ソノの町は『ヒューマンオンリー』の手中に落ち、背後には選民思想を掲げる、あの帝国、『アノ帝国』がついていた。
『アノ帝国』こそ、『ヒューマンオンリー』の後ろ盾だった。『アノ帝国』の帝国兵も、町の人間たちも、みんな敵になった。
どうすればいい…、本来なら絶望的な状況なのだが、もともと、リザードマンや人狼といった種族は、都市型の生活は得意ではなく、むしろ苦手といった感じであると、誰かが言っていたのを、覚えていた。本当なのかどうかは分からないが。
そればかりか、規則のある生活や、管理社会の中での生活は、どちらかというと性に合わず、むしろ山中や原野を、移動しながら食物を確保して生活する方が、性に合うような気がしていたザードだった。
そこに、亜種レジスタンスと名乗る者たちが現れた!彼らは敵か味方か?
その後、どこへ行く…?




