2日目
我は亀である。名を『日孁』。
ここ、日本のとある家族と共に毎日を過ごしている。
「あっくん、起きなさい! もうお昼よ?」
「......んん」
「ほら、起きて」
朝から『おかあさん』が主と我のいる縄張りにきて主を起こしに来た。
今日は【学校】はないのだろうか。普段であればもっと早くに起きているし、起こされているはずなのだが。
「コロナで学校休みなんだしもう少しぐらいいいじゃん......」
「だめよ、家のこと手伝ってもらわないと。もう十分寝たでしょ?」
「いや、寝ようと思えばまだいける」
「思わない! ニートになるわよ!」
「......悪くはない」
【布団】を『おかあさん』に無理矢理はがされた主はなんとも悲しそうな顔をしている。哀愁さえ漂ってきた。仕方なく起き上がり、着替えを済ませて下界へと降りて行った。
ふむ、にしても【コロナ】か。聞き覚えはあるが、はてなんのことだったか。
それにしても、【窓】から差し込む光がとても心地いい。【日光】というこの光は『おてんとさま』と呼ばれる方のお力らしい。なんとも素晴らしいお力だろうか。この『おてんとさま』は【太陽】を縄張りにしていると聞く。ぜひ一度行ってみたいものだ。
そういえば、【コロナ】は【太陽】に関する言葉だったな。つまり『おてんとさま』が【学校】を休みにしたのだろうか。やはり、『おてんとさま』はすごいのだな。
「日孁、ごはんだよ~」
『おねえちゃん』が我の食事を持ってきてくれたようだ。今日はここまでにしておこう。
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