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異世界戦機  作者: 虎徹
第一章
7/27

検証

「・・・はぁ凄いわ、これ」


(まぁでもこんな良い物が手に入ったのなら、一度これの能力を実感しなきゃな)


もはや人を探す事など忘れ、強化外骨格(パワードスーツ)の性能を実際に体感しようと色々と試してみる。


まずはどの程度の重量を持ち上げる事が可能なのか試した所、大きな岩も軽く持ち上げられ、生えていた太い幹の木も余裕で引っこ抜け、なんと飛行機すら持ち上げる事が可能だった。


更に速度計などが表示されていた為、全力疾走のつもりで走ってみると時速八十キロメートルまで出たにも関わらず全く疲れない。


耐水と言うことも書いてあったので、海に潜って見る。


こちらも全く苦しく無く、酸素も海から分解、取得してるのか、全く途切れない。


足を曲げ、思いっきりジャンプしてみる。


すると十五メートル程、跳べた。大凡ビル五階分だ。


――むしろ飛びたい。


しかし、これだけ恐ろしい性能の中、一際目立って凄いと感じた事がまだ有った。


それは微細な力加減の違和感の無さだ。


普段通りの力で小石や枝などを持ってみても砕ける事は無い。


勿論、力を入れれば簡単に砕いたり、折ったり出来るのだが、普段の力も何の意識もせずとも使えるのは凄まじい。


(本当破格だなこの性能・・・作った奴に弟子入りしたいわ。それだけで億万長――)


「ギャ? ギャギャ!!」


「ギャ!」


「ゲギャッゲギャ!!」


一通り、検証が終わった頃にまた小鬼(ゴブリン)が三匹現れた。


ご丁寧に三匹とも錆びた短剣(ダガー)を携えて。


だが前とは異なる余裕が哲哉にはあった。


レーダーに表示されていた赤点が三つに気付いていた事もあり、全く恐怖など感じない。


「おい、クソ化物ども! 他の人達をどこへ連れて行った?!」


「ゲギャ!!」


得体の知れない物を見た様な驚いた顔をした小鬼(ゴブリン)だったが、直ぐに気を取り直して襲いかかってきた。


一瞬だけ本当に大丈夫かと躊躇したが、耐久性を試そうと哲哉はその場から動かなかった。


するとカキン、カキン、ポロっと音が続いたかと思うと一匹の短剣(ダガー)が折れた。


強化外骨格(パワードスーツ)の方には傷ひとつ無い。


(・・・やっぱり耐久性も抜群だな)


短剣(ダガー)が折れた小鬼(ゴブリン)の頭を全力で殴ると爆散したかの様に弾け飛ぶ。


威力も申し分ない。


ただし、モーションが大きくなるので、複数の敵に対してはあまり使えないなと感じた。


更に次いでに試そうと先程手に入れた銃の二つの内の一つ、散弾銃(ショットガン)『M590』だ。


某有名な映画の帰ってきたぞ!でお馴染みであり乱戦に持ってこいの銃である。


近くに居る二匹の内の一匹を狙ったつもりだったが、たった一発で二匹仕留めてしまった。


(まぁこんなもんか・・最初にビビってた自分が恥ずかしいわ)


小鬼(ゴブリン)も問題無く一蹴した結果、そんな事を考えていると目の前の画面(スクリーン)に不審な文字が投影された。


>> 警告


>> 着用者の身体能力値が強化外骨格(パワードスーツ)の適正値に達していません。


>> 強化外骨格(パワードスーツ)に使用に制限があります。


>> 身体能力の最適化を行いますか? Y/N


(はぁ? どういう事だよ。俺の身体能力が低いってか?)


誤解無き様にしておくが、哲哉の身体能力は決して能力が低いと言う事はない。


身長は百六十八センチメートルとやや小柄だが、能力に関しては寧ろ平均値よりも高い位である。


だが、強化外骨格(パワードスーツ)の警告では低いと出ている為、少し向きになるが、能力向上と言う事で悪い事は無いだろうと、安易に『Y』を選択してしまった。


「ぐぁあああああああああ!!」


「か、体がぁああああああああ!!」


「骨がぁああああああ!!!!」


「い、痛いいいいいい!!! ぎゃああああああああ!!!!」


突然の激痛による激痛で気絶したかと思うと治療され、再度意識を取り戻し、また激痛で意識を無くす。


それらを三、四回続けて漸く開放される。


だが、激痛による肉体的、精神的疲労により、幾度目になるか、意識を暗闇へと手放してしまった。


>> 身体能力最適化完了(オプティマイズ)しました。

分かりづらい点があったら指摘もらえると嬉しいです。

あり過ぎっ!って言われたら・・・素人なんで許してちょ!


いや〜自分の文章力って意外に無いって書いてみたら分かるもんですね。

早く色んな登場人物出したいのに、検証で時間かかってる。

上手く伝えるのって難しいですわ。

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