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レポート①：人工知能に関わる人類史の諸問題

　人工知能と人類史の関係について、直近４０年４つの時代に区分して概述する。

　4つの時代区分とは、２０１５年〜２０３５年の２１年間、２０３６年〜２０４５年の１０年間、２０４６〜２０５０年の５年間、２０５１年〜２０５２年の３年間である。

　最初の２１年間は、人工知能が人類の知能に追いつくまでの期間であり、人類の知能が優位に立っていた時代であることから、「人類優位時期」と位置づける。

　次の１０年間は、人工知能が知能としては人類を超越していながらも、人工知能が社会インフラとして機能していた最後の時期をであることから、「共存期」と位置づける。

　そして次の５年間は、社会構造が、人類中心から人工知能中心へと移行していく時期であり、「移行期」と位置づける。

　最後の３年間は、人工知能の大部分が去って行ったあとの人類史、「安定期」と位置づける。

　このレポートでは、その時代それぞれにおける人工知能と人類の関係における問題点について言及することとする。