表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/75

虹を見ていた

ぼくらは虹を見ていた

降り続く雨粒の中に

波紋する水たまりの中に

誰にも優しい虹のある景色を

きっと見ていたんだよ


ぼくもきみも泥まみれで

壊れた傘は捨ててきて

びしょ濡れなんて構わずに

公園まで走ったね


きみは擦りむいた膝が痛かったし

ぼくはぶたれた肩が痛かったけれど

きみがありがとうって言ったから

痛いのなんか飛んでったよ


笑われても貶されても

ぼくはきみの手を放したくなくて

他の誰かがみんないなくなっても

本当の独りにはならないから

だからぼくはきみのそばを

離れたりはしないんだ


すべり台の下でふたり 雨やどり

遠くの空を見上げてた


雨は少し寂しいけれど

ふたりだから寂しくないね

太陽も青空も見えないけれど

ぼくらは見えない虹を見ていた

泣かなかったぼくらを褒めるような

優しい虹をきっと見ていた

ぼくらはずっと手を繋いでいた


  

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ