14/75
何度も
弾いた言葉の分だけ 贈られた文字の数だけ
ここに自分を刻み込んでる気がするんだ
葉の一つも無かった裸の幹に
色付いた豊かな実をならせるように
そんな風に今が輝いて見えるのは
あなたがいたからなんだよ
見知らぬあなたに触れる度
どうしたって心踊ってしまうよ
あなたの文字を追う毎に
どうしたって愛しく思うんだよ
出会いが怖くない訳じゃないけれど
それでも求めてしまうのは
同じように自分を注ぎ出すあなたを知りたいから
そしてあなたの言葉を通して自分を知りたいからなんだ
自分の知らない自分に出会って
その度自分を少しだけ愛せる気がしているんだ
そして紡ぎ出した新たな言葉が
違うあなたの元へと届くから
そうして自分の言葉を信じられる気がするよ
ありがとう、じゃ足りない、ありがとうを
電波にのせて また弾くから
いつかあなたの背中を押せる そんなわたしでありたいな
総じて、「なろう」に感謝って事で。