最初の依頼
お久しぶりですニア蛇です。今回は、邪神をモチーフに神父ネタでやってみました。
…邪神父それは、邪神と契約を交わし自らの体に邪神を取り込む禁呪を犯した存在、聖なる神を信仰せずに光の道から外れた邪道者
この話は、その禁呪を犯した邪神父の話でたる。
ダリ街、ここは、聖なる神の加護により豊かな生活環境を築いている街である。その街の一角に神々しい装飾を感じない教会があった。
「ったく!面倒くせーな!」
聖者にあるまじき物言いをする男こそ、我らが主人公のナトフ神父である。
「…そんな、物言い、しちゃダメ」
そんな、神父に注意しているのがシスターであるリリス
である。
「だけどよーなんで、最近の仕事が大抵懺悔室で懺悔を聞かなきゃいけないんだよ?」
「…一応、神父でしょ?、それに懺悔室は懺悔をするための部屋」
「って言ってもなー面倒なのは面倒だ」
邪神父だとしても、ちゃんと神父の仕事はしなければいけない。仕える神が邪神なだけだし
「…そんな、ナトフに面白い仕事…見つけてきた」
「お、マジで!?どんな?」
「…最近、街で悪神を召喚しようとしている集団がいる。悪神召喚を止めて欲しいらしい」
「報酬は?」
「…10000000クトル」
「やけに高くないか?」
「…悪神のランクがS2ランク」
「悪神の神名は?」
「…テルフ」
「あ~、そりゃ高い訳だ神聖書にすら名前が有る存在だもんな」
「…どうする?」
「行くに決まってるだろ?俺は何て言ったって邪神ナイアラト・ホテフと契約をしているナトフ神父様だぞ?」
そう、言ってナトフは壁に掛けられている剣と禁術書を持ちダークコートを羽織って扉を開けた。
「あー、リリスお留守番頼むぞ?帰って来たらケーキ買ってやるから」
「…リリスはソコまで子供じゃない」
「おやおや、我が家のお姫様は拗ねてしまったか」
と言ってリリスの頭を優しく撫でた。
「んっ…」
リリスも気持ち良さそうに撫でられていた。
「じゃあ、行ってくるよ。」
そう言って、ナトフは撫でるのお止め目的地に向かった。
久しぶりの投稿になります。