12.改革をしよう③【公衆衛生編】
両先生の下で修道や修行を始めて既に2年近い日が経って、自分も堂々の7歳となりました。おかげ様でいつもと変わらぬ日常が続いています。ええ、そんなある日集落で“ある”日常の風景が目の前でまた広がっていました。そうそれはとても質素なお葬式です……。弔問客なんかいません。その小さな骸は、母親の胸に抱かれてひっそりと共同墓地へと運ばれて行きます。その短い葬列は骸の両親と兄弟数人だけが並んで集落の中を進んで行きます。なんの儀式もないけど子供達のいつもの歓声が消え、集落の住民がその葬列に軽く礼をします。ほんとにそれだけの寂しい送りの儀式……。大柄な背中を丸め、項垂れてトボトボと母親の後ろを歩く兄弟の後ろ姿が、ほんとうにもの悲しく感じられます。そうです昨夜また集落で幼い子供が逝ったのです。
悲しい話ですけどサラキトアでは、よく子供が死にます。あの葬列を見送った後どうしても気になっていろいろと聴きまくった所、ここキトアでは10人の子供が生まれても、無事5歳を迎える事が出来るのは5~6人だけって感じなんです。つまり5歳児生存率が5割そこそこって感じなんですね。これはもう無茶苦茶酷い数字ですよ。ちなみに前世での0-4歳の死亡率はヨーロッパで6.4%、北アメリカで6.3%でした。そしてなんと10歳になる事が出来るのは、たった4人ちょいって感じです。これって“なんだっ!”って感じです。さすがにこの数字には戦慄を覚えました。これはもう平和な世界ではちょっと考えられない唖然とする数字、正に悲惨な現実です。もしも、もしもだよ、セシルが病気で死んじゃうとか思ったら、マジ吐き気がします。
あの寂しい葬列の事や、そこへ持ってきてのあの数字だ……。自分、またあれについて考えてしまいました。そう自分の存在理由ってやつです。前に一度これを考えたのが、2年前だった。そしてそれからの2年間で自分の状況っていうか、自分の認識出来る世界も広がって来ました。視えるものも、視るべきものも大きくなって来ている。2年前に出した結論は、“いろいろな知識を吸収しながら、体力を向上させて行くって事”だった。つまりは自分を成長させようって事だ。そう全ては自分だけ主義だった。まぁ、あの時の自分の世界は基本家の中だけで、自分の周りの人も家族だけだった。だからあの時の結論はあれで良かったんだと思う。
でも2年経った今、もう自分だけが成長すれば良いって事では済まされないと思っている。自分の周りにも家族以外の存在として、老師さん、古武士さん、キャス、オバル兄弟、集落の人々、そしてそしてセシルが居る。ちっぽけだけど少なくともこの自分の世界のみんなだけには、少しでも幸せになって欲しいし、もし自分にできる事があるなら、それをすべきだろう。そうだ、もう自分だけ主義は卒業しないと駄目だって事だ。
うん、普通の7歳児なら、そりゃなんにもできないさ。自分の事で精一杯に違いない。でも自分は違う、そう自分には前世の記憶・知識・経験があるんだ。これを活かして、自分の世界のみんなを、少しでも幸せにする事こそが、自分の存在理由じゃないのか?
まぁ、正直に云ってそれだけの理由で、自分が異なる宇宙から時空を超えてこの世界へ転生して来たとは、さすがに思えないのも事実なんだけど……。それはそれとしてさ、やっぱりあの葬列を見ていて、単純に思ったのは“なんとかしたい!”、これなんだ! これって普通の感覚だろう? 誰だってそう思うはずだ。だから決心したぞ、よしっ、なんとかしよう! いやなんとか出来ると信じよう。
結論! 7歳段階での新しい自分の存在理由は、“みんなを出来るだけ幸せに導く事”、これに決定だ。そうとなったら直ぐに行動だ! やっぱまずやるなら、乳幼児生存率向上対策だな! 名づけて“あかちゃんを救え大作戦”だね
ある日の夕食が終わった家族団欒の時間に早速“あかちゃんを救え大作戦”第1の策に着手しました。
「父さま、オバルの家で生まれたばかりの赤ん坊が、亡くなったそうですよ」
「ああ、知ってる。生後2ラウドだったらしいな」
「それくらいで亡くなるあかんぼうが本当に多いのよ。悲しい事だわね」
「ヒトってのはほんとに子供が弱いよね……」
それまでの楽しい家族団欒の空気は一瞬で消え去り、カリ姐ぇさんの猫耳もなんか元気がないし、お母様がほんとに悲しそうな表情を浮かべています。ごめんなさいお母様……、でもこれも必要な事なんです。
「そうなんです。カリファさんが云うことが尤もなんです。子供は身体が弱いんです。それで大人なら大丈夫な病でも子供だと死んでしまうんです」
「ああ、そうなんだろうな」
さもありなんと応える親父殿。まぁこれは当たり前の話しだよね……。
「あかんぼうは体力がないから、病気を治す力はなんです。だから病気に罹らなくするのが大事だと思うんですけど?」
「それはそうだろうな」
「だけどギル、病気に罹らなくすると云われてもね。簡単じゃないわ。それにみなさんそれなりに気を使ってるのよ」
「そうだよ。ギル様、みんなできるでけ暖かくするとか、身体を綺麗にするとか、やってることはやってんだよ」
よし、さすがにこのレベルの話なら理解できるんだよね。それにカリ姐ぇさんナイスです。では次のレベルへ行きましょう。
「そうそう、みんなあかんぼうの身体を綺麗にしてるよね……。父さま、こういう話を知っていますか? 多くの病の根源は、汚濁の中に潜んでいるって云うんです。その汚濁を取り除けば病の多くを防ぐことが可能らしいですよ」
「ん? なんだそれは? どこでそんな話を聞いたんだ?」
まだ細菌とかそ~いう概念がないから、あまり病気の根源という概念はないんだよね。
「テゥス・オマジクにありました」
「そうか、テゥス・オマジク
おお、親父殿食いついてきたぞ。お母様とカリ姐ぇさんは黙ってこっちをじっと伺っているな。興味深々って感じだね。それにこれって嘘じゃないんだ。さすが真理の書、あまり具体的な記述は無かったけど、なんやらそれらしい記述は確かにあったんだ。あとはそれを自分なりに解釈したって事で……。
「ギル? それほんとなの? そんな事であかんぼうが助かるのですか?」
「はい。効果はあるはずです。それにコレならそんなに大変な事でもないはずですよね?」
「ええ、それであかんぼうの命が守れるなら、母親達にとってはお安いことですよ」
自分の提案を聞いて。予想通り今度はお母様が食いついてきた。親父殿は逆に不思議そうな顔をしたまま沈黙を守ってけるけどね。まぁそりゃ半信半疑ってところだよね。カリ姐ぇさんは……、あれ聞いてないな。
翌日からお母様が、生後1年以内のあかんぼうがいる家を周り出しました。まぁサラキトア集落だと20数軒位ですね。うん、ほぼ集落の半分って事だね。ほんとに子供が多いよね。実は集落の家族構成ってのはほとんどが4世代同居な感じなんだね。ただし4世代と云ってもみんな若いんですよ。上はせいぜい60歳って感じ。なんでそうなってるか? ええ、どうやらですねこちらの世界の女性の多くが、10代で子供を産むんですね。だから30代のお爺さんやらお婆さんは珍しくないです。しかも出産可能年齢が50歳位までって云うんだから……。なんと丈夫な……。どうもその原因は妊娠期間が短い事にあるようですね。妊娠期間は8カ月と10日=250日なんだって、だから母体への影響が小さいって事だね。そりゃ多産だよな。マジ出生率とかどんくらいなんだ? でもその結果あかんぼうは前世より弱いって事だ。正に多産多死って事です。こんな事情なんで親世代と子供世代が同時期に出産するなんて当たり前なんだね。中には孫世代も入れた3世代同時期出産なんかも結構あるみたいだ。うん子供多いはずだわ……。
さてお母様があかんぼうの居る家々を周って話した事は、一言でいうと煮沸消毒です。あかんぼうが使う皿やしゃもじ、おむつ、そーいった類の物を煮沸消毒しましょうって云う事です。サラキトア集落のほとんどの家は大家族なので、大抵の家には大鍋があります。この大鍋を使えば沸騰消毒なんかはそれほど困難ではないです。燃料代が少し問題かな? でもセキニア王国ではあちこちで燃える土(泥炭?)が採れるので、それほど燃料には苦労してないから大丈夫だろう。残念ながらキトア郡では燃える土(泥炭?)は採れないらしいので、行商人が定期的に売りに来てます。あれはどうやら集落単位で購入してるみたいだね。穀物倉庫の下とかで保管しています。自分も時々取りに行ってますよ。こうしてお母様の協力で“あかちゃんを救え大作戦”第1の策が実行されて行きます。まぁこの効果が実感できるまでには、1~2年はかかるかな? でもこの第1の策は、ジワジワと着実に効果を上げるハズです。
「ギル! 煮沸消毒は確かに効果が有るみたいね!」
ある日お母様が明るい表情を浮かべて話しかけて来たんですね。丁度煮沸消毒運動を開始してから6カ月位経った頃かな? それを云うのはまだ早すぎると思うけど……。でも元々0歳児の死亡率は異常に高くて4割近いから、毎年20人位は死んでるはずなんだけど、それがこの6カ月で確か死亡8人だったはずだから、確かに効果が見えてきたのかな。それでも年率換算で死亡率3割かよっ……。まだまだ異常だな。
「そうだよ。ギル様すごいよ。まるで魔法みたいだよ」
「カリファ、ほんとよね」
「まぁ元々はテゥス・オマジク
自分の返事にお母様とカリ姐ぇさんが共に満面の笑みを浮かべている。実際にはテゥス・オマジク
「お母様そこで考えたんですけど、煮沸消毒に効果があるって事はですね。今までの水でただ単に洗うだけでは、病の根源となる汚濁を落とす事は出来なかったって事ですよね? つまりそれってのは水そのものにも問題があるって事じゃないですか? それが沸騰される事で綺麗になったと考えられませんか?」
「「……」」
お母様もカリ姐ぇさんも、目をパチクリしてる……。う~ん、なんかピンとは来てないみたいだな。まぁ、これってかなり強引な理論ではあることは自覚してるんだけどね。しかし事実から導いた推論は、単なる空論よりはずいぶんと説得力があるはずだから、ここは一気にいくべき所だと思うんだ。
「もしそうならですよ。水に問題があるならばですよ……。飲み水も一度沸騰させてから飲む方がいいと思いませんか?」
実は我が家ではあまり生水は飲んでいません。それは単なる偶然なのかどうか知らないけど、我が家の始祖たるリシン・ヴェルウントの訓示で、“茶を飲め!”と云うことで、ほとんどの飲み物は緑茶、ハーブ茶、紅茶、果実水でした。これらは全て沸騰させたお湯を使った飲み物です。もしかして自分が無事成長できたのもこの家訓が原因なのかもしれません。この世界では子供の死亡率高いですけど、その中でも男の子の死亡率が無茶苦茶高いんです。なんと男の子に限ると5歳児生存率は4割位しかなさそうなんだ……。ありがとう、リシンじいさん。
「ほら家の家訓も“茶を飲め!”でしょう?」
「それはそうだけど……」
お母様がカリ姐ぇさんと顔を見合わせる。やっぱりおふたりとも全然ピンと来てませんね……。
「あかんぼうだけでもいいです。生水じゃなくて、一旦沸騰させた水を呑ませましょうよ」
「リリュ様、ギル様がいうなら、いいんじゃないですか?」
「ですよ。ですよ。絶対悪い事じゃないんだから、僕も公童塾で云いますから、お母様もカリファさんもお願いします!」
きたぁ~、カリ姐ぇさんの心強い援護射撃頂きました。そこで叩き込む様にお母様にお願いしてなんとか納得して貰いました。こうして第1の策が効果を上げたからこそ実施可能となったこの“あかちゃんを救え大作戦”第2の策が始まりました。実はですね、ある理由からこの策はかなり大きな効果が出ると思っているんです。なぜ生水禁止ってのが大きな効果が出しそうなのかって? それはね……。
実は集落の子供の死亡の原因を調べた見た所、その死因の第1位が“腹下し”みたいなんです。その次が“熱咳”。“熱咳”ってのは高熱と激しい咳を伴う病気です。うん、熱咳ってのは多分肺炎の事ですね。そして第1位の“腹下し”ってのは、当たり前だけど下痢ですね。どこの世界でもおんなじなのか……。
つまり下痢の原因となる細菌や微生物が、あかんぼうの口に混入してるって訳だ。あかんぼう以外も同じ状況なんだろうけど、ある程度大きくなると下痢には耐性が出来るからね。でもあかんぼうや小さい子供に下痢は致命的なんだ。そしてこんなに下痢が多いって事は、多分“水”に原因が在るように感じるんだ。ほら、集落のトイレ事情からしても疑うべき第1原因は“水”だよね。ほんとは集落のトイレ事情こそ改善したいんだけど、それはかなり大掛かりになるので、まずは“水”対策としての“あかちゃんを救え大作戦”第2の策“生水禁止”に期待してるのさ。
さてここまで行った第1、第2の策は、あかんぼうの生存率を高める為の基礎的環境の改善だよね。そこでこの策と平行して、10歳位までの子供の生存率を高める策を考えてみました。つまり死亡原因第1位の下痢への予防策が第2の策ならば、発生してしまった下痢への対症療法を打とうって話しだね。だから一番簡単な下痢への対症療法を広める事にしました。下痢への対症療法として一番いいのは生理食塩水の点滴なんだけど、それはちょい無理っぽいんで、思いついた方法が経口輸液による水分補給でした。つまり水を飲めって事だね。まぁ下痢って云うのは体内の水分を奪われるのが厄介なんだから、水分補給こそが肝心なんです。ほんとはスポーツドリンクが最高なんだけど、そんなもんないから、水に砂糖と塩を溶かした輸液を作って代用する事にしました。でもこれでも普通の水に比べたらその効用はダンチなんだよ。まぁ塩はそんなに高くはないですが、砂糖はかなり高いんですけどね。でもそこは仕方ないって事で……。
この第3の策は、実は創始王セキニア・アグヴェントが“コスラ”病
さて第3の策の効果は、当然ながらまずまずでした。ただ熱咳(肺炎?)の対症療法の方は、現時点ではどうやっても抗生物質
さてここまで1の矢、2の矢、3の矢と進めて来ましたが、いよいよ第4の策を実行したいと思います。ええ、これがたぶん一番色々な意味で効果的なはずなんです。しかも熱咳=肺炎の予防にもなるはず……です。でもね。これってのは今までの策とは違い手間も費用も掛かるし、実行するのが一番難しい策なんです。しかしある理由から自分としても是非実行したい策でもあるんですね。さぁどうやって実行するのがいいのかな……。第4の策の実行には設備もいるし、人手も要るんで当然親父殿を説得する必要があるんだよね。でも実はその親父殿の説得方法どころが、第4の策の肝心な具体的実行方法すら、まだ思いついていないんだよね。ああ、困ったもんだ。
そんな問題に直面していた時に古武士
「むむっ。臭いであるな。こればかりは慣れる事ができないである」
「下所
「で、あるな」
ふたりして思わず顔を顰める。そうだ、ちょっと古武士
「アドバン先生は、王都に居た事があるのですよね?」
「で、あるな」
「王都でも、アレはここと似たような状況ですか?」
「王都は、この村よりももっと多くの者がおるであるが、もう少しマシな状況であるよ」
「そうなんですか? 王都では、アレはどのように処理してるんですか?」
ほうほう、それはどうやってるの? 興味あるな? アレがなんなのかは、この臭いの中での会話で間違うハズがないよね?
「下所
「下運びですか?」
「である。王都でも七民(貴民、公民、産民、作民、商民、奉民、無縛民)の住む所では共同の下所
ほうほう、汲み取りさんですか? なるほど……、さてさて具体的にはどんな仕組みなんだろう?
「父さま! お話があります!」
その日の夕方、自分と古武士
古武士
新型公衆トイレは、今までは単にし尿を貯める穴だけだったのを、床の下に穴じゃなくて素焼きの壺を設置した事が大変更点なんです。その壺は下側が直径1.5m位の縦長楕円形(縦長のスイカみたいな形)をして居て、そこに長さ40cm、幅20cm程の長方形の口が開いているんですね。そして床からこの口が30cm位突き出ていて、この口を囲むようにコの字型の木製便座が作られているって仕掛けです。この開いてる口には同じ素焼きの蓋がしてあるので、用をたすときには、この蓋をとって便座に座る訳ですね。そうそう木製の洋式トイレな感じですよ。今までの単なる穴があるだけの即席和式トイレが、それなりの洋式トイレに大変身したって事です。
そして定期的にこのトイレの壺を取り出して、中身を集落の外の廃棄所に捨てるんです。この方式は古武士
トイレの建物自体は直ぐにできるものでしたが壺を焼いて貰うのと、集落の外に廃棄場を作る事、それに下運び人の役割を決めたりしていたら、こんなに3カ月もの時間が掛かってしまいました。でも仕方ないかな? この改革は即時に集落からあの臭いを追放できたので、実は影から一番感謝されたみたいですね。やっぱりみんな実は我慢してたんだね。
ちなみに当たり前な話しですけど、対外的にはこの4つの改革の発案者は、お母様であったり、親父殿であったり、古武士
~ナイアス・ヴェルウントからの視点~
オバルの所の赤ん坊が逝ってから、ギルがなんかいろいろと始めたようだ。公童塾の時もそうだったが、ギルの発想、知恵、実行力にはほんとに驚かされるな。俺だってこの多くの子供達が、大人に成れなく逝ってしまう状況には心が傷んでいた。しかし既に現実の状況は、そんな心が痛むとか云う事態を超えていた……。これはアズナルが王都で掴んだ機密事項らしいが、なんとセキニアではこの200年、人口が増えてないらしいのだ。いや、それどころかここ50年は若干人口が減少しているみたいなんだ。この超びっくり情報は司府の税部・主計局が作成した資料に載っていたらしい。
さすがにこれを知った時には、正直鳥肌が立ったもんだ。確かに多くの子供が幼い内に死んでしまう事は理解していた。しかし一方で子供はいっぱい生まれているから、大きな問題はないと信じていたんだ。しかし実際には生まれて来て育つ以上に、幼いままで死んでいく子供が多いって事だ。更にその資料によると、王国でもっとも多くの人口を占めている農村部での人口減少が激しいのだ。その一方で都市部では人口はまだ増加しているとの事だ。だからこそ王国では度々都市部から、農村部への移住を進めているんだな……。そりゃそうだろう、都市の人間とは、つまり消費する者だ。そして農村の人間こそが生産する者なんだ。都市の人間が増えて、農村の人間が減っていけば、いつかは立ちいかなくなるのは自明の理だな。確かにこの施策によって、今までの所はなんとか農村の人口を維持出来てきたらしいのだが、ついに都市で増える人口よりも、農村で減る人口の方が多くなって来たようだ……。
これってのは、俺でも判ることだが王国そのものが、成り立たなくなって来てるって事だよな? それじゃなんで王国は根本的に農村での人口増加政策をしないんだ? 王国はこんなに無能だったのか? いや、しないんじゃなくて出来ないのか? いろいろな柵
“どうやらこの500年、このセラワルドには腐臭を放つ腐った澱みが蔓延
でももしも、もしも今ギルの初めた事が功を奏して、集落の人口が増えたなら……、そしてそれをキトア全体でも出来たら……、それってなんか凄い事にならないか?
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