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undich.1

翌朝、杏が目覚めると凛の姿が無かった。

「ふぁ~あ、あれ? 凛は?」

杏が伸びをして起き上がるとアコーデオンカーテンが開き凛の妹が顔を出した。

「杏ちゃん、起きた? 良く寝てたから兄貴が起きるまで寝かせて置けって言ってたから」

「あっ、おはようございます。ええっと」

「ああ、さきで良いよ。名前言ってなかったね。兄貴はあんな性格だからね」

「咲さん。凛は?」

「出かけたよ。なんか電話がかかってきてスケジュールの打ち合わせとか言ってたけれど」

「そうなんですか」

「そのままで良いから。朝ごはん食べちゃってね」

「すいません。片付かないですよね」

「良いの良いの気にしなくって」

杏がダイニングに行き朝ごはんを食べ始める。

「いただきます」

「しかし、兄貴がねぇ。娘みたいな女の子を好きになるなんて」

「変ですか?」

「そうじゃなくって、もう誰ともそう言う関係にならないんじゃないかって思ってたからね」

「そう言えば、咲さんの旦那さんって」

「ああ、あいつは仕事馬鹿だからね。昨日も泊り込みで仕事してるんじゃないかなぁ」

「そうなんですか」

「でも、良かった。兄貴にも恋人が出来て。これで一安心だ」

「安心ですか?」

「ええ、兄貴の奥さんと娘さんの事は知っているんでしょ。あんな事になってしまってから兄貴は人が変わった様になっちゃったからね。それに杏ちゃんみたいに可愛い子なら自慢できるしね、なんてったって超人気アイドルの夏海 杏だよ。でも、お姉ちゃんとは流石に呼べないよね、百歩ゆずっても年の離れた妹が関の山かなぁ」

「それじゃ、私がお姉ちゃんって呼んでもいいですか?」

「うわぁ、それ良いかも。ずーと妹が欲しかったんだ」

「でも、皆さん私を普通の女の子として見てくれるんですね」

「杏ちゃんは杏ちゃんでしょ。まぁ、これは兄貴の受け売りで兄貴から教わった事なんだけどね。人は見かけや職業や地位で決め付けるなって。昔、兄貴が暴走族をしている頃は家にそれこそ毎日の様にいろんな人が来てたの最初はとても怖かった。でも話して見ると皆優しい人達ばかりだったの礼儀正しくって、まぁ見た目はヤンキーなんだけれどね」

「でも、周りの人は」

「そう、世間の目は冷たいよね。先入観があるから、それでも近所の人もだんだんと理解してくれたよ。皆、本当は優しい人だもの。それに兄貴が決して人様に迷惑をかけるなって、笑っちゃうでしょ暴走族がそんな事言うなんて。それに無駄な争いを兄貴は好まなかったの、頭同士で蹴りを着けて時には力でねじ伏せる事もあったけれど、それは本当にどうしようもない時だけ。そんな兄貴だから慕って来る人が増えて大変だったんだよ。でもとっても楽しかったんだ、その時に人を見る目、人の本心を知る事の大切さを教わったんだと思う」

「咲さんも一緒に?」

「まさか、私は普通の女子高生だったよ」

「でも、いろんな事知ってるから」

「それは、旦那が雷神の特攻隊長だったからね」

「素敵ですね」

「ありがとう。でも、杏ちゃんはこれからどうするの? アイドルは続けるんでしょ」

「まだ、何もこれからの事は決めてないんです。移籍のゴタゴタで映画の撮影以外の仕事はキャンセルになっちゃって」

「そうなんだ、でも兄貴も大変だよね。社長だもんね大企業の、それと杏ちゃんの事務所の仕事とか」

「でも、本社の仕事はしなくても大丈夫だからって」

「それでも、公の場所には出席しなきゃいけないでしょ。杏ちゃんだってこれから仕事も入ってくるんだろうし」

「そうなんだ」

「ええ、杏ちゃんそうなんだって。まぁ、仕方が無いか昨日の今日だもんね。でも早くどうするか決めないとね、これからはあまり会えなくなる可能性もあるんだし石垣島にも居られないだろうしね。あんな遠くじゃ仕事にならないもんね」

「えっ……私、咲さんに言われるまで何も気付かなかった。ただ凛と会えただけで嬉くって」

「兄貴なら何とかしてくれるよ、きっと任せておけば大丈夫。でもね杏ちゃんにしか出来ない事もある筈だよ。私から1つだけ忠告よ、心のままに素直にね自分が1番どうしたいのかが1番大切なんだよ」

「私は、凛といつも一緒に居たい私の願いはそれだけなの。今の私には凛しか居ないんだもん」

「そうか、杏ちゃんのご両親は事故で亡くなっているんだっけ。杏ちゃんも大切な人を目の前で失っているんだよね、兄貴と同じ痛みを知っている。だから惹かれあったのかもしれないね、ごめんなさい嫌な事思い出さす様な事言って兄貴から話を聞いたの。そして兄貴も杏ちゃんと同じ様な事を言っていたわ」

「えっ、凛がなんて言ってたんだすか?」

「あいつには俺しか居ないんだって、どんな事をしてでも守ってやらないといけないんだって。もう何も失わせたくないって」

「そんな事したら凛が、また倒れちゃう。私そんな事もう耐えられない」

「杏ちゃん、言ったはずよあなたにしか出来ない事があるはずだと」

「私、決めました。凛さえ側に居てくれたら他に何もいりません。パソコン貸してください」

「ええ、どうぞ」

杏がパソコンを立ち上げて自分のブログの管理画面にアクセスして新しい記事をアップした。

その記事は杏の決意の表れだった。

「それで、本当に良いの?」

「私、友達も出来なくって1人ぼっちで『アクアマリン』や『グランパ』を読んで頑張ってきたんです。そして物語のヒロインになれた。もう他には何もいりません」

「そう、少しいいかしら」

咲がパソコンでサイトを開いたそのサイトはオフィス AQUAのホームページだった。

「咲さんこれは」

とても綺麗なホームページだった。

澄んだ青い水が揺らいでいてそこにオフィス AQUAの文字が浮かんでいた。

「はい、これがログインに必要なIDとパスワードよ、新しいあなたのブログの。兄貴から預かったの渡してくれって」

「でも、私はもう」

「いいじゃない、事務所に所属していたって可能性は無限よ。2人っきりの事務所なんでしょ」

「ええっ、それも凛が?」

「うふふ、違うわよ。皐の叔母様ならやりそうな事だから。皆、兄貴の事が大好きなのよ」

杏が新しいブログにログインして新しい記事を書き込んだ。


登校日で学校に行っていた甥っ子の3人組が帰ってきた。

「ただいま! ママ! 凛は?」

「居ないわよ」

「ええ、また黙って帰ったのかあいつ」

「あいつじゃなくて凛でしょ」

「あっ、お姉ちゃんが居る」

「と言う事は、凛はまだ居るんだな」

「杏お姉ちゃん、遊ぼうぜ」

「そうだ、土手で遊ぼう」

「お昼ご飯を食べてからね」

「はーい」

「それじゃ、杏ちゃんも着替えてね」


食事をして杏が咲の短パンを借り凛のTシャツを着て髪をアップにして土手で遊んでいると、凛の黒いバイクがやって来た。

「ああ、凛だ」

朋が気付いて4人で凛に駆け寄った。

「杏、そろそろ行こう」

「うん」

「ええ、帰ちゃうのかよ」

「しょうがないだろ、仕事があるんだ」

「それじゃ、指切りしよう。必ずまた遊びに来るからね」

杏がしゃがんで3人に向き合った。

「約束だぞ」

「うん、約束」

杏が3人と指切りをして、凛の後ろに乗り実家に向かった。


「兄貴、時間なんだね」

「ああ、お袋達に宜しくな」

「これから、どうするの?」

「ナンクルナイサー」

「そうだね、兄貴と杏ちゃんならどんな事でも乗り越えられるよね」

「困った事があったら電話してもいいですか?」

「良いけど、私は何も出来ないよ」

「私のお姉ちゃんだから」

「そうだったわね。妹、いつでもかけて来いよ」

咲が杏の頭を撫でた。

「うん」

「そろそろ行こうか、ここも時間の問題だからな。後の事は頼むわ、迷惑かけて悪いな」

「いつもの事でしょ。兄妹なんだから遠慮なんか無しよ」

「じゃな」

「杏ちゃん、絶対に離しちゃ駄目よ」

「ありがとう」

凛がバイクを出す。大通りに出ると後ろから「居たぞ」と言う声がして車が追って来た。


高速に乗り追ってくる車を振り切り30分くらい走ると長いトンネルに入った。

「凛、どこに行くの?」

「海ほたるだ。杏に話がある」

「私に、何の話?」

凛は答えなかった。

海ほたるの駐車場にバイクを止めて上に行く。

外に出ると日差しが強く眩しかったが海風が気持ちよく吹いていた。

「ここってアクアマリンにもグランパにも出てくる場所だよね」

「俺が東京で一番好きな場所だからな」

「そうなんだ」

「海を見ていると嫌な事も総て忘れる事が出来るんだ」

「よく来てたんだね」

「ああ。義姉さんに石垣島に連れて行かれる前にな」

「嫌な事って……凛」

「言っただろ昔の話だって、それに2人の隆羅の様に一歩を踏み出すのはいつもここだったんだ」

「一歩を踏み出す?」

「杏、ブログを見た。本当にあれで良いのか?」

「うん、私は凛と一緒にいたい」

「しばらくは、大変だぞ。すれ違いになるかもしれない」

「それは不安だけど頑張る。凛が私の為に色々としてくれたんだから、私は私にしか出来ない事をやる。それに周りの皆が助けてくれるもん」

「そうだな、今の俺にはこんな事しか出来ないが……」

「何?」

凛が手を差し出した。

杏が凛の差し出した掌を見ると幅の広めのリングが2つ握られていた。

「凛、これって」

「ほら、手を出せ」

「うん」

凛が杏の左手の薬指にリングを填めた。

そして残りのリングをポケットに仕舞おうとする。

「駄目、仕舞っちゃ。貸して」

「面倒くさいなぁ」

「面倒くさい言うな。仕舞ったら意味が無いでしょ」

凛が指輪を杏に渡すと杏が凛の左手を取り薬指に指輪を填めた。

「何か文字が彫ってあるよ」

「Promessa eternaと彫ってあるんだ」

「Promessa は約束 eterna は?」

「永遠と言う意味だよ」

「永遠の約束?」

「ああ、そうだ。杏、愛してるよ」

「えっ、凛。今、何て言ったの?もう一度言って」

「杏、愛してる。いつまでも側に居て欲しい」

「本当に良いの?」

「ああ」

「私で良いの?」

「杏じゃなきゃ駄目なんだ。杏は俺じゃ嫌か?」

「私も凛じゃ無きゃ嫌だ! 凛! 凛が良い。凛が愛してるって言ってくれた……」

杏が大粒の涙を流しながら凛の胸に飛び込んだ。

凛が優しく包み込む。

「ゴメンな。今はこんな事しか思いつかないんだ」

「凛が一歩踏み出してくれただけで嬉しいの」

その時、鐘が鳴る音が聞えた。

「凛、何の鐘の音なの?」

「あれは、幸せの鐘の鳴る音だよ。恋愛が成就するらしい、行ってみるか?」

「うんん、行かない。凛、少ししゃがんで」

「だって、今、叶ったもん。凛、愛してる」

凛が少しだけ屈み杏と目線を合わすと杏が凛の首に腕を回してキスをした。

「これが返事だよ。いつまでも側にいてね」

「ああ、約束するよ」


2人で海ほたるの中を散策していると凛の携帯が着信を知らせた。

「ん? 先輩からだ。もしもし先輩?」

「先輩じゃねえだろ! 東京に来ていて顔を出さないのはどう言う了見だ」

「すいません、行こうか迷っていたんですよ」

「迷っていたって何をだ?」

「仕事仲間が一緒なんで」

「1人じゃないのか?」

「ええ、そうなんですけど。これから伺っても大丈夫ですか?」

「仕方が無い、席を1つ空けておくから」

「それじゃ、30分くらいで行きますので」

凛が携帯を切ると杏が冷ややかな眼で凛を見ていた。

「杏、何だその目は」

「仕事仲間って誰の事なの?」

「何か間違った事を言っているか? 杏と俺は仕事でも一緒なんだから仕事仲間だろ」

「間違ってはないけれどさっきまで……」

「良い雰囲気だったか? 杏のそんな顔も嫌いじゃないが、ああでも言わないと仕事を手伝わされると思うんだ。たぶんこの間のテレビを見て俺が東京に居ると知ったはずだからな。機嫌を直してくれよ」

「怒ってないもん」

「それじゃ、拗ねているのかな?」

「拗ねてないもん」

「それじゃ、お嬢様。参りましょうか」

「行かない」

「浜松町の先輩の店なんだけどなぁ」

「えっ、北口から徒歩5分の? 雑居ビルの2階の?」

「行かないんじゃないのか」

「えへへ、行く」

笑顔で杏が言った。

「まるでヲタクかマニアだな……」

「ファンと言って欲しいな、大ファンと。まったくもって失礼だよ」

「誰の大ファンなんだ?」

「仲村……あっ、凛の馬鹿」

杏が赤くなり俯いた。

「行くぞ」

「うん」

海ほたるを後にする。


バイクで30分程走ると東京タワーが見えてきた。

高速を降りて大通りに出る大門交差点を左折すると直ぐに着いた。

「ここがそうなんだ。雑居ビルの2階って本当なんだ」

「杏、あまりはしゃぐなよ。お前は、夏海 杏なんだからな」

「ああそうだ、忘れてた。凛と一緒だとつい忘れちゃうんだよね、大人しくしています」

杏が照れ隠しに舌を出した、2階への階段を上がり店に入るとアルバイトの女の子が出迎えてくれた。

「いらっしゃいませ」

「あの、桜木ですが。オーナーは?」

「よう。桜木、待ってたぞ。ここのテーブルでいいよな」

「どこでも構わないですよ」

テーブルに着いて周りを見ると他のお客さんは1組のみで平日と言う事もあり、ゆっくり話をする事が出来そうだった。

「いつ、こっちに出てきたんだ?」

「4日前ですかね。もう忙しくって大変だったんですよ」

「流石、大先生の言う事は違うねぇ」

「先輩は知らなかった訳じゃないでしょう」

「いやぁ、そうだな。儲けさせてもらってるよ取材は来るし、ファンの子達は引切り無しに食事しに来るしな」

「それで、俺に手伝わそうと」

「まぁ、良いじゃないか今日はそんなに忙しくないしな。ところで仕事仲間がなんでそんなに若くて可愛らしい女の子なんだ?」

「仕事仲間ですよ。彼女は今度の映画のヒロイン・海役の夏海 杏ですから」

「あの人気アイドルの?」

「はい」

「本当に?」

「ええ、そこで先輩相談があるんですけれど。今日、この店を貸切にしてもらえませんか? 他にも先輩に報告しなきゃいけないこともあるし駄目ですか? あちらのお客様の御代はお支払いしますから」

「1人前な事言いやがって、島では相変わらずバイトなんだろ?」

「それが、成り行きで皐コーポレーションの社長になったんですよ」

凛が名刺を渡す。

「さ、皐コーポレーションって日本を代表する大企業だぞ」

「そうですよ。双樹は会長の娘ですから」

「信じられん」

「俺自身、信じられないですから」

先輩がアルバイトの子を呼び店をクローズさせた。

奥のテーブルのカップルがヒソヒソと内緒話をしていた。

凛が席を立ちカップルの席に向かい事情を説明する。

「すいません、こんな事になってしまって。お察しの通り私が仲村 歩です、今日の事は出来るだけ内密にお願いいたします。後から2人のサインも差し上げますし、何か注文があればお好きなだけ頼んでもらって結構です。今日の支払いは総てこちらで持ちますので」

「ええ、良いんですか?」

カップルの男の子が聞いてきた。

「どうぞご遠慮なく」

「やったー、ラッキー」

今度は女の子が声を上げた。

カップルは何を注文しようかメニューに釘付けだった。

「それで、他に何の報告があるんだ」

「実は、夏海 杏は恋人なんです」

「誰の?」

「自分のに決まってるでしょ」

「はぁ~小説を地で行くか普通。お前らしいと言えばお前らしいけどな、それでこれからどうするんだ?」

「まだ、何も決めていません」

「そうか、それじゃゆっくり話をすると良い何かあったら呼んでくれ」

「ありがとうございます」

杏が不思議そうに凛の顔を見ていた。

「どうしたんだ?」

「先輩、私たちの事あまり驚かないんだね」

「そうだな、歳の差カップルで言えば先輩の所も親子ぐらい歳が離れているからな」

「そうなんだ」

「杏、ゆっくり2人きりで話せるんだ。聞きたい事があれば言ってごらん」

「私の仕事はどうすれば良いの?」

「そうだな、それは杏が決めれば良いんじゃないか。でもブログで決意表明してるからな、何かあれば橘さんから連絡が来ると思うんだが」

「そうなんだ、2人きりの事務所だもんね。あ、事務所って言えば何でAQUAなの? AQUAって水と言う意味でしょ」

「そうだな、それじゃARIAの意味を知っているか?」

「空気とか雰囲気とか、ゆっくり寛げる雰囲気なお店にしたいからだってオーナーが言ってた」

「もう1つ意味があるんだ。もし空気が無かったらどうなる?」

「息が出来なくって苦しくなる」

「それじゃ、空気を意識した事があるか?」

「そんなの無いよ。だって空気てあって当たり前……あっ」

「そうだ、在って当たり前なんだけど、無いと生きていけない。何気なくそこに在って無いと困る場所そんなお店にしたいと付けた名前なんだ。それは、義姉さん、藤崎さん、葛城、楓、柚葉、そして俺達にとってもな」

「それじゃAQUAは?」

「人間は空気と同じ様に水が無いと生きていけない、でも空気は探さないが水は探す。時には命懸けで、そうだろ」

「うん、そうだね。私は凛が居ないと生きていけない。もし居なければどんな事をしてでも探すと思う」

「それは、俺も同じ事だ。杏が居ないと生きていけない、居なければ命懸けで探し出す。あの人が洒落で付けた名前だよ」

「私にとって凛が、凛にとって私がAQUAなんだね」

「そうだな」

「これからどうするの?」

「腹ごしらえでもしてから考えるか」

「賛成! お腹ペコペコだもん」


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