職員?マサンダ
2人が目にしたのは、貨物船並の大きな船にデカいプロペラが3個付いており、船の側面には【マザー・ゴー】と書かれていた。
「神裔!」
「ん?」
「あれ、ほんとに飛ぶの?…」
舞花は、最初は初めて見た大きな船に興奮していたが後から不可解な事に気づき、後ろの方で静かに舞花を見守っていた神裔に問いかける。
神裔は、その問いに【これ際見ればマザー・ゴーの全部分かる! 〜バトカト社〜】と書かれたパンフレットを見ながら舞花の問いに答える。
「え〜と。マザー・ゴーに付いてる大きな3個のプロペラが1秒間に5〜7回転する事で飛んでるらしい。
因みに万が一落ちたとしてもマザー・ゴーの中に緊急避難用の打出ポットがあるらしい。」
「なるほど、プロペラが凄いってことか〜。」
丁寧に説明した神裔の言葉を全然理解していない舞花に神裔は頭を抱えていた。
そんな事をしていると、2人にグレーと紺を基調としたスーツ姿の若い男が左から丁寧な言い方で話かけてくる。
「そこの、可愛らしいお嬢様並びに、スマートな紳士の方。
始めまして、私マザー・ゴーの職員マサンダと申します。以後お見知り置きを、神化学園の受験生ですね。
キップを拝見してもよろしいでしょうか?」
「あっ、はい。」
「ありがとう、御座います。
そちらのお嬢様は…」
マサンダは、2人に自己紹介をし受付所でもらったキップを拝見使用とするが、神裔はすんなり見せたものも、舞花は知らない人に驚いたのか神裔の背中に隠れる。
その行動を見たマサンダは、直ぐに自分が驚かせた事に気づき謝罪する。
「!これは、これは。
申し訳ない。
いきなりお声をかけてしまったら誰だって驚かれますのに、私としたことが可愛らしいお嬢様に気を使えないなんって。マザー・ゴーの職員失格です。」
「いえ、こちらの方こそすみません。
舞花、キップ。」
神裔は謝罪したマサンダに自分達が悪いと思い直ぐに舞花の分も謝り、舞花にキップをマサンダに見せるよう伝える。
神裔に言われるまでずっと背中に隠れていた舞花だったがゆっくりとキップを持った右手を出す。
「はい、ありがとう御座いました。
確認出来ましたので、どうぞこちらへ。」
マサンダは2人のキップを確認した後、
右肘を折りたたみ右手の甲を下にした右手をマザー・ゴーの方に向け、左手はお腹に当て
2人を先に進ませる。
神裔と舞花の2人は案内されるがままにマザー・ゴーに向かう。
マザー・ゴーに向かう間マサンダが何かをやってしまったのか、眉間にシワを寄せる。
「わたくしとした事がお名前を聞くのを忘れておりました。
お名前を聞いてもよろしいでしょうか?」
「神裔風魔です。」
「ゆっ雪花舞花です。」
マサンダが眉間にシワを寄せていた理由は、名前を聞き忘れていたからであった。
名前をマサンダが聞くと神裔は当たり前だが、何と舞花が進んで自分から自己紹介をしていた。
「素晴らしく良いお名前ですね。」
3人が会話を終えると同時にマザー・ゴーの入り口に到着する。
入口には階段があり先に神裔達を上がらせ後からマサンダ上がる、先に上がった神裔達が目にしたのは...
誤字また文章に変な場所がありましたらご指摘よろしくお願いします。




