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第7話 アイリスの力

 皆が深い眠りに落ちている真夜中。学園の寮は静寂に包まれている。事件の調査を終えたシュデリィは、物音を立てないよう自室へと戻る。そっとドアを開け、中に足を踏み入れた。

 質素ながらも清潔に整えられた部屋には、二つのシングルベッドが部屋の両端に置かれている。窓から差し込む淡い月明かりが、室内に幻想的な光の筋を作っていた。


 片方のベッドでは、アイリスがすやすやと安らかな眠りについている……はずだった。その肩が、かすかに震えている。シュデリィが耳を澄ませると、静まり返った空間に押し殺したようなすすり泣きが響いていた。


「……どうしたの、アイリスさん」


 シュデリィは迷うことなく、アイリスの眠るベッドへと歩み寄る。そして躊躇いなく、アイリスの体を覆っていた毛布を剥がした。


「……ふぇっ!? ちょ、シュデリィちゃんっ……!」


 突然のことにアイリスは驚き、小さな悲鳴をあげた。顔は涙でぐしゃぐしゃに濡れ、目が真っ赤に腫れてしまっている。今にも再び涙が溢れ出しそうな痛々しい顔に、シュデリィの胸はぎゅっと締め付けられた。


「……何があったの」


 シュデリィは、逃がさないとばかりにアイリスの顔を真っ直ぐに見つめ、静かに問いかけた。


「…………なんでもないよ」


 まるで壊れてしまいそうなほど震える声で、アイリスは小さく答える。無理に笑顔を作ろうとする。だが、その表情は明らかに辛そうで、まるで悲しみを押し込むために、必死で壁を作っているかのようだった。


「……なんでも無いわけない」


「それは、魔法でわかったの?」


「……そう、だけど。でも、アイリスさんが悲しそうにしていると、私には全然関係ないはずなのに、悲しい気持ちになる」


「シュデリィちゃん、やっぱり優しいね」


 そんな様子を見て、アイリスは少しだけ頬を緩めた。


「……どうして泣いていたのか、聞きたい。私が、その原因を倒してくる」


「いつになく攻撃的だね、シュデリィちゃん」


 アイリスはシュデリィの言葉に、思わず小さく笑みを漏らした。


「……ちょっと、言いすぎた。でも、いつも、アイリスさんには助けてもらっているから。あなたの言う、力になりたい、なのかも」


「シュデリィちゃんが、そう思ってくれたことが、すっごく嬉しいよ。あのね……」


 アイリスは一度言葉を切る。ゆっくりと震えを抑えるように、深呼吸する。決意を込めるように少し間を置いてから、重い口を開く。


「前に『悪意が見える』って話をしたよね。私、この力が自分でコントロールできないの」


 アイリスの声は、小さく震えている。


「……ということは」


「うん。私は、この世の誰かの悪意とか、嫌な感情とか、何かの危険とか……そういったものを、常に見ながら生きているの」


 アイリスは、今にも消えてしまいそうなほど落ち込んだ様子で、辛そうに話した。


 世界が、常に負の感情で満たされているように見える。

 それは、彼女の目には、人々の憎しみや嫉妬、危険といったものが、誰に向けられているかなどにかかわらず常に見えているということ。まるで、汚れたフィルターを通して世界を見ているかのように。

 シュデリィは、アイリスが感じているであろう苦痛を、完全に共感できたわけではない。だが、アイリスという人間と関わる中で、それが彼女にとってどれだけ負担か、どれだけ辛いことかということは理解できた。


「それをどうにかしたくて、必死に勉強して、この学園にも入って。人に聞いたり、調べたりするつもりだったけど、いたるところに、悪意というものがあって全然馴染めなくて。入学してからというもの、毎日こうやって泣いてた。私は、シュデリィちゃんに会ったあの日、学校を辞めようと思っていたの」


 孤独と恐怖に苛まれていた学園生活。どこを見ても悪意が渦巻いている場所で、彼女はひとりぼっちだった。


「……そうなんだ」


 シュデリィは、どんな言葉を返せば良いのかわからなかった。ただ目の前のアイリスが、どれだけ深い絶望の中にいたのか、その片鱗に触れた気がした。


「でも、シュデリィちゃんに会って、はじめて、それが全く見えない人に出会って。もう少しだけ、頑張ろうって思えたの」


 アイリスが、真っ赤に腫れた目でシュデリィを見上げる。その顔には、力なくとも、微かな希望の光が宿ったような、そんな優しい微笑みだった。


「……うん」


「それからは、毎日、シュデリィちゃんのおかげで楽しかった。でも、まだ今も、怖くて。今日は、シュデリィちゃんがいなくて、部屋で一人でいたから。あの時の気持ちを思い出して……」


 再びアイリスの瞳に、じわりと悲しみが満ちていくのを見たシュデリィは、いても立ってもいられなくなった。

 何も言わずに、シュデリィはそっとアイリスの体を両腕で優しく抱きしめた。身体がかすかに震えているのが伝わってくる。


「……これで良いのか、わからない。でも、アイリスさんが、よくこうしてくれるから」


 シュデリィはアイリスを抱きしめたまま、ぽつりと呟いた。この行動が正しいのかも、わからない。

 ただ、目の前のアイリスが、悲しんでいることが辛くて。それをどうにかしようと、とった行動だった。


「それであってるよ、シュデリィちゃん。しばらく、そのままでいて」


 アイリスは、シュデリィの背中にそっと腕を回し、安心したようにその温かさに身を委ねた。ずっと求めていた安らぎが、ここにあると感じた。涙が、少しずつ止まっていく。


 しばらく、二人は何も言わずに抱きしめ合っていた。



 アイリスの震えが落ち着いてきた頃。二人の間に、穏やかな空気が流れ始めていた。窓から差し込む月明かりが、二人を優しく照らしている。


「……アイリスさん、その魔法、私に任せて」


 シュデリィは抱きしめる腕を少しだけ緩めて、真剣な声で言う。


「どういうこと?」


「……私が、それのコントロールの仕方を考える。その魔法についてはまだ、何もわからないけど。アイリスさんほどじゃないにしても、私も魔法に関しては得意分野だから。まかせて」


「シュデリィちゃん、不思議な謙遜することあるよね。でもね、それはもう考えないことにしたの」


「……どうして?」


「もし、私が、この力をコントロールできるようになって、何も見えなくなったとしたら……困るのはシュデリィちゃんだよ」


 なぜ、と言いかけて、シュデリィは自分でその答えに辿り着く。


「……門が開く場所が、わからなくなるから?」


「そういうこと。だから、私は大丈夫だよ。シュデリィちゃんの役に立ちたいから」


 アイリスはシュデリィから体を離し、笑顔を作る。その笑顔が、シュデリィにはとても痛々しく、無理をしていると感じられた。


「……そ、それは!」


 シュデリィは、思わず声を荒げた。

 合理的に考えれば。アイリス自身も納得している。自分の役にも立っている。このままで何も問題はない。アイリスという人間に出会う前の自分が、そう囁いてくるかのようだった。


「……でも、私は。アイリスさんに、ずっと笑っていて欲しい。だって、私が……」


 好きなのは、アイリスさんの笑顔だから。


 そう言いかけて、言葉に詰まった。


 私は魅了の魔法にかかっているはず。

 アイリスへのこの強い感情は、魅了の魔法によるものなのか。それとも、本当の気持ちなのか。


 そんな混乱が、シュデリィの心を支配する。


「私、シュデリィちゃんの助手を目指したいって話をしたでしょ。シュデリィちゃんの役に立ちたいの。だって、そうじゃないと、私に存在価値なんてないから」


 自分の苦痛と引き換えに、あなたの役に立てるのなら。

 この力のおかげで、あなたのそばにいられるのなら。

 役に立てない自分には、シュデリィの横に立つ資格なんてない。


 そんな痛々しい思いが、アイリスの心を強く縛り付けていた。


「そんなことないっ!!」


 アイリスの自己否定に満ちた言葉を聞いた瞬間、今までに出したことのないような、感情のこもった大声が、シュデリィの口から飛び出した。


「び、びっくりした」


 アイリスは、突然のシュデリィの大声に、目を丸くした。こんなにも感情を露わにする瞬間を、初めて見た。


「……アイリスさんが、嬉しいことも、楽しいことも、私にたくさん教えてくれた。私だって、アイリスさん……『友達』の役に立ちたいって思うのは当然だから……!」


 シュデリィは、叫ぶように言った。


 生まれて初めて、自分の気持ちが、感情が抑えきれず、それが涙となって彼女の瞳から溢れ落ちた。


 シュデリィは、自分が一体何をしているのか全然わからないまま、思うがままを叫んだ。


「シュデリィちゃんっ…………今、それを言うのは……反則だよ……」


 シュデリィの気持ちと、普段決して見せない彼女の涙をみて、アイリスの心は強く揺さぶられる。

 胸がいっぱいになり、アイリスからも大粒の涙が溢れ出した。


「……力がコントロールできて、悪いことなんてあるわけない。私のお仕事のことは、後で考えれば良い。その魔法を自分のものにした上で、手伝ってくれるのかを、また考えてくれればいい。だから、一緒にやろう、アイリスさん」


 シュデリィはアイリスの手を握り、まっすぐな視線を向けて言った。


「……良いのかな?」


 アイリスは、涙声で尋ねた。シュデリィの優しさとまっすぐな瞳に、心が揺れる。

 長年抱えていた苦痛から、解放されるかもしれない。そんな希望が芽生える。


「……私が、そうしたい。これは、私のわがまま」


 シュデリィは、少しだけ照れたように言った。

 こんなにも強く何かを望むのは、もしかしたら生まれて初めてのことかもしれないと、彼女は思った。

 それは論理や合理性では説明できない、純粋なアイリスを思う気持ちだった。


「ふふっ、シュデリィちゃんのわがまま、優しすぎるね」


「……アイリスさんほど優しくなんてない」


 すごく真剣に、そんなことを言うものだから。

 その真剣さとまっすぐさに、アイリスの心臓はきゅっと締め付けられるように高鳴った。顔が熱くなるのを感じた。


「シュデリィちゃん、私のこと落とそうとしてる?」


 アイリスはそれを誤魔化すように、思わず冗談めかして尋ねた。


「……落とす?」


 シュデリィは、アイリスの言葉の意味が理解できず、小首を傾げた。


「なんでもない」


 シュデリィの純粋な反応を見て、アイリスは優しい笑みをこぼす。


 アイリスの胸の奥で、温かい光が灯った。



 少し落ち着きを取り戻した頃。

 先ほどまでの感情的な姿からは一変、シュデリィは冷静な研究者の顔になっていた。早速アイリスの力について、その原因と対策を考え始める。


「……アイリスさん、その、『悪意が見える魔法』? というのは、今、発動している?」


「う、うん。もう、ずっと。自分の意思で、どうにもできなくて。いろんな場所から、小さいものから大きいものまで。今も沢山……」


 アイリスは苦しそうに答えた。その力は、常に彼女の視界に映り込んでいる。まるで、世界全体が悪意で満たされているかのように。


 それを聞いて、シュデリィは考え込む。


 アイリスは、常にその力を発動しているとのことだった。魔法であるならば、何らかの魔力的な兆候があるはずなのだ。しかしアイリスからは、そのような気配は全く感知できない。

 仮にその魔法を秘匿する、非常に高度な魔法を重ねて使用していたとして。

 そのような複雑な魔法を使いこなせるほど熟練した魔法使いが、その核となる魔法自体を制御できないなどという事態が、果たして起こり得るのだろうか。シュデリィの魔法の知識が、目の前の現実と矛盾する。


「……その魔法の、魔法陣は、出せる?」


 魔法使いであれば、自身の魔法の魔法陣を構築したり、視覚化したりできるはずだ。


「それが、出せなくて……」


 アイリスは、困ったように首を横に振った。どれだけ試しても、自分の力の魔法陣を出すことはできない。

 アイリスの言葉を聞いて、シュデリィは一つの結論に辿り着きつつあった。

 この力は、魔法ではない。

 魔法であるならば、魔力反応があるはずだ。魔法陣が存在するはずだ。しかし、アイリスの力には、そのどちらもない。それは、魔法とは全く別の種類の力ではないか。

 そして同時に、魔界の門を開く方法も、やはり魔法の力では無いとシュデリィは思い至った。

 さらにもう一つ、重要なことに気づく。

 それならば、こうしてアイリスという少女に魅了されていることも、魔法の力では無いのではないか、と。

 だから、全てが魔力探知に引っ掛からなかったのだ。魔法という力にずっと頼って生きてきたせいで、そういった視点を忘れていたのかもしれない。

 ずっと自分を支えてきてくれた魔法という力。その自信が戻ってきたシュデリィ。自分の魔法の知識や技術は、決して間違っていなかったのだ。


「……アイリスさん、私のことは、その力で見えないって話だった」


 シュデリィは、ふと思い出して尋ねた。


「うん。シュデリィちゃんからだけは、何も見えないの」


「……それはおそらく、私が常に発動している魔法のうちの一つ、心理防御魔法が働いているからだと思う」


 シュデリィは、自身の知識から導き出せる、最も可能性の高い推測を述べた。


「心理防御魔法?」


「……そう。私は勝手に心の中を覗かれないように、この魔法を使っている。本来は魔族だとバレないようにするための対策」


「だから見えなかったんだね。じゃあ、シュデリィちゃんも……」


 アイリスの顔色が変わる。まるで真っ青になったかのようだった。


「そう。この魔法を止めたら、もしかしたら、私のことも、皆と同じように見えてしまうかもしれない」


 シュデリィの言葉に、アイリスの中で、今まで感じたことのない恐怖が湧き上がる。

 シュデリィのことが、他の人間と同じように見えてしまうという可能性。


「シュデリィちゃんのことは、信頼してる。けど、まだ、心の準備ができてない……」


 アイリスは泣きそうな顔で答えた。

 シュデリィだけが、アイリスにとって、この悪意に満ちた世界の中で唯一安全な場所だった。

 その場所まで失ってしまうかもしれないという恐怖が、アイリスの心を鷲掴みにした。


「……アイリスさん……」


 その溢れそうな涙を見たシュデリィの胸が、またずきりと痛む。


「シュデリィちゃんまで、『赤く』見えるようになっちゃったら、私、どうしたらいいか……」


「……赤く? アイリスさん、その力って、具体的にどう見えるの?」


 シュデリィは、アイリスの言葉に含まれた「赤く」という表現に引っかかった。


「え、ええとね」


 アイリスは涙を拭いながら、ゆっくりと説明をはじめた。


「いろんなものが、赤く見えるの。例えば、誰かが誰かに、嫉妬とか、敵意を持つと、それが赤い反応として現れる。それ以外にも、危ないものとか、それが全部真っ赤に見えるの」


 アイリスは、自分の見ている世界を言葉で伝えようと、必死に語った。


「……だから、魔界の門の場所が正確にわかる?」


「うん、魔界の門が開く時は、ものすごく目立つ赤だった。私、あんなの見たことがなくて。みんな危ないと思って、それで……」


 アイリスは、あの日の光景を思い出す。門が開いたときの、世界が燃え上がるような「赤」。その恐ろしさに体が震える。


「……私と出会った日、あの場にいた」


「うん」


 アイリスは小さく頷いた。

 彼女には、世の中全ての人間が怖いものとして映っているのだろうか。悪意や危険に満ちた世界の中で、アイリスは生きている。それなのに、自分の危険を顧みず、皆のためにどうにかしなきゃという気持ちが働いて、その怖い場所までいくというのだから。


「……やっぱり、アイリスさんは、すごいね」


「な、なに、急に」


 アイリスは、突然のシュデリィの言葉に、少し照れたような、困ったような表情を浮かべた。


「……ううん。アイリスさんは、優しくて、素敵な人だなって思っただけ。それで、具体的な対策方法だけど、はじめに」


「その前半をスルーするにはちょっと私の気持ちの整理つかないんだけどシュデリィちゃん」


 アイリスは頬を染めながら、思わずツッコミを入れた。シュデリィが「優しくて、素敵な人」なんて言ってくれたのだ。そんな言葉を簡単に聞き流せるはずがない。


「……具体的な対策方法だけど」


 少し恥ずかしいことを言ったのかもしれないと、シュデリィも自覚する。頬を染め、顔を逸らす。あえて無視をして、説明を続けることを選んだ。


「誤魔化した……! 対策?」


 アイリスも、そんなシュデリィの貴重な瞬間を逃したくないと思いつつも、話を戻すことにした。


「……まず、アイリスさんのその力は魔法じゃない。というのが私の結論。それに関して、アイリスさん、自覚としてはどう?」


 シュデリィは、真剣な顔で尋ねた。自身の魔法の知識に基づいた結論を、アイリスに伝える。その言葉に衝撃を受けるアイリスだったが、徐々に納得した顔つきになる。魔法ではない、というシュデリィの言葉が腑に落ちる。


「魔法じゃないとしたら、辻褄が合うことも多い……かも。魔法は、それこそこの学園入学できるようになるまで勉強したの。この力をどうにかするために。でも、何も上手くいかなかった」


 アイリスは、これまでの努力を思い出すように言った。魔法の知識や技術をいくら磨いても、自分の力を制御することはできなかった。それは、その力が魔法ではなかったからなのかもしれない。


「……なら、やっぱりそう。魔法陣を出せないことも、魔力反応がないことも。そう考えると説明がつく」


「そうしたら、どうすればいいの……?」


「……さっきの心理防御魔法を、反転して、自分に向ける。今考えた。これで、理論上は、全て見えなくなるはず。魔法陣はこう」


 シュデリィは、すぐに解決策を提示した。空間に淡く光る魔法陣を描き出す。その魔法陣は、複雑で美しい模様を描いていた。


「シュデリィちゃん、こんなに大事そうな魔法、私に教えていいの?」


 アイリスは輝く魔法陣を見つめながら、思わず尋ねた。本来、魔法使いが自分で考えた魔法というものは、人にそう簡単に教えない。一般化しているものを、各々が派生させていくことが殆どだ。


「……本当は、だめ。でも、アイリスさんが悪用しないって信じてるから、大丈夫」


「うん。絶対、約束する。他の人にも教えないよ」


 アイリスは、力強く頷いた。シュデリィに信頼されているという事実が、何よりも嬉しかった。


 月の光の下で、希望に満ちた二人の表情が、お互いを優しく照らし合っていた。


 二人はこの日から、アイリスの力の研究、そしてシュデリィが編み出した新たな魔法の練習を始めたのだった。

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