なれそめ
開戦から1年目の夏にあの悪名高い「札幌殲滅戦」があった。
日米連合軍が北海道南部に後退し、最前線では降着状態が続いていた
この状況を打破するために連合軍は、大規模な強襲作戦を実施する。
連合軍3個師団が石狩湾に上陸、自衛軍第一空挺師団、、米第101空挺師団が石狩市に降下し
札幌市を目標に南下。南部からの強襲制圧に対応できなかったソ連軍は札幌市街にて立て篭城をし始める。
石狩湾上陸から3日で連合軍は札幌市北部に突入し、市街地では市民を巻き込んだ激しい銃撃戦が繰り広げられる様になった。
その頃、陸上自衛軍第11師団が国道230を北上し、真駒内駐屯地を奪還。札幌南部域の制圧を試みていた。
石狩湾上陸から5日目、ついに11師団は真駒内駐屯地の奪還に成功。
上陸軍団は依然、南部にて食い止められている状況であった。
その時、勝利に酔いしれる11師団野戦司令部に一通の無線で凍りついたといわれている。
「補給路が断たれた」
国道230号線は山間部を通る道路であり、途中幾多の橋やトンネルがある。
11師団はそこを通って侵攻し、補給路として今も利用していた。
そこをソ連の攻撃機が強襲し、補給路を断った。
未だ制空権はソ連軍の手元にある、つまり簡単に言えば7000人の兵士が敵地で孤立したということ
そんな不幸な戦場に放り出されたのが俺だったのさ
学校ヘイサでひまだからかいとのよ