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第9話   〜VS.スライム 2〜

 オレはご飯が食べられる店を探し続けた。 

そして、ようやく見つけた頃には日がくれかかっていた。 もう空腹で限界だ。 

今度は空腹で死にそうだった。

はやく...早くご飯を食べなければ!


「あっ、いらっしゃいませ~」

「この店のオススメの料理を頼む!」

「はい! わかりました! では席についておいてください。」

はぁぁぁぁ 今日はつかれた... 1日で色々あったな...


食事代 70G。   料理は結構美味かったが、こんなに使うなんて...

HP全回復!!


ご飯を食べてから、装備屋に行った。

「いらっしゃいませ。欲しい装備があればいつでもお声掛けください。」

オレはいい装備がないか探していたら、すっごく中二心をくすぐられるようなかっちょいい剣が目に入った。

「おぉぉぉぉぉ!!」

「これにします!」

「はいよ。430Gだ。」

え...? オレの全財産...

オレは少しためらいながらもその剣を買った。 実にかっこいい。

これなら魔物にも勝てる気がする!! よし。決まりだ! 自分のLv.上げをしよう。


オレは森に入った。すると... 

スライムだ。スライムが現れた。

「よぉ~し! 今回は前のようには行かないぜ!」

「てい!」

スカッ

あれ?

スライムに避けられた!! 筋力もないから剣を振り下ろすのに時間がかかる。

スライムが体当りしてきた! 剣を持ってるから避けられない!

「ええぇぇぇぇぇぇ!!」

バンッ

オレはまた吹き飛んだ。スライムに2回もやられそうになるなんて!! ゲームを知っているオレからしたら、屈辱でしかない。

HPバーに、「警告」と表示される。

...装備あっても勝てないじゃん!! 

「はっははは!」

「死ぬうぅぅぅう!!」

はっ!!   オレはその時気づいた。 数人に見られていることに!

終わった。色んな意味で。厳つい剣持ってるのにスライムにボコボコにされているんだぜ?

ふふふ♪

恥ずかしぃぃぃぃぃ!!

...剣じゃなくて装備を買うべきだったことに今更気づいた。

スライムがとどめを刺そうとオレに近寄ってきた。

「く...来るなぁ!!」


ボゥ


「!!?」

なんだ?スライムの体が急に燃え上がった。

「もう! 防具も付けずに何してるのよ!」

「あ! あなたは!」

あのとき助けてくれた人だ!

...また助けられた。なんでオレだけこんなに弱いんだろう。みんなは魔法が使えて...

異世界転生したのに何も能力とか持ってない。そうだ...ミリアにも助けられた。 オレ...助けられてばっかだな。

助けられてばかりのオレが情けなくなった...

その時...

オレの体が急に光りだした。

「な...なんだ? これ?」

「えぇぇ? どうしちゃったの!?」

近くにいた人もみんなが集まってきた。

体が熱い... 胸の奥底でなにかに火がついた気がした。

オレはそこから気を失ってしまった...

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