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第8話   〜依頼達成。〜

 オレは森へ向かって歩いていた。

が、途中で足が止まった。本能的に察した。森はまずい。ミリアも言ってたじゃないか!森は魔物がたくさんいるって!

だが、引き受けてしまったからには薬草を取りに行かないわけにも行かない...

どうすれば... 悩んだ末、結局自分で頑張っていくことにした。

魔物と遭わなければいいんだろ?

「大丈夫。 きっと大丈夫だ。」

しばらく森を歩いていたら、見つけた。この毒々しい色。あの薬草に違いない!

この一帯にはたくさん咲いていた。

ここだけで250ぐらいあるだろうか?

「意外とすぐに終わりそうだぞ!」

「ちゃちゃっと終わらせて早く帰ろう! 魔物が出たら嫌だからね。」


250もの薬草の回収は、ものの十数分でおわった。

よし! 帰ろう!   その時...


ガサッ


え?今、草むらが動いたような...

ガササッ

なんと草むらからイノシシ?らしきものが現れた。

はい。フラグ回収しました。  しかもあのスライムより絶対強いじゃん!!!

逃げろーっ

オレは一目散に逃げ出した。運がいいことにイノシシ的なやつはそれほど足は早くないみたいだ。

「はは! おっせ! その程度のスピードかよww」

カクン

は?

落ちた。  崖だった。 前を見て走ってればそんなことにはならなかっただろう。

あ、死んだかも...  

こんなダサい死に方するやつ転生者で見たことあるか?

さようなら。 もう何回も死にかけてるせいで、冷静でいられるんだが...

あぁ...まだ死にたくないのにな...

ああぁぁぁぁ!  顔!  めっちゃ忘れてた!  嫌だあぁぁぁぁっ! せめて顔見てかr


グシャッ


HPバーの黄色い部分がどんどん減っていく。 

...ついに警告の文字も出た。 今度こそ死んだな...

せっかく転生したのに... 

気を抜くと、意識が飛びそうになる。

「だめだ!まだ死んじゃ!」

HPバーは黄色い部分を少し残して止まった。

助かった...のか?

落ち着いてあたりを見渡すと、一つ気づいた事があった。

ここ崖じゃなくてただの2メートルぐらいの段差だった。

「・・・」

...ここから落ちて死んでたら確実に笑い者にされてたな。危ない危ない。てか...

オレ弱すぎだろぉぉぉぉお!!  知ってたけど。

オレはすぐさま森を抜け出した。

帰りは魔物にあわなかった。 今日は運がいいかも!


オレは薬草を持って帰ることに成功した!  お金!!!!!!


「薬草、取ってきたよー!」

「おぉ! ありがとう!」

「報酬だ。500G。受け取ってくれ。」

500Gはずっしりとしていて、とても重たかった。 初めて自分で稼いだお金だ。 とても嬉しかった。

「ありがとー! また何かあったら言ってねー! おっちゃん!」

「おっちゃ...ん...」

お金を稼いだ。これでようやく、装備が買える。

さぁ! 装備を買いに行くぞ!


グウゥゥゥゥゥ


お腹すいたな...そういえば今日何も食べてないじゃん!

先にご飯食べに行くか!


...ご飯食べれる店、どこだ?

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