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第21話  〜インサニティ・モンスターと遭遇〜

 オレたちはしばらく走った後、開けた場所についた。

「ここならまぁ、大丈夫でしょ!」

「そうか?なんか...嫌な予感がするんだけど...」

「気のせい気のせい! きっと大丈夫だよ!」

「...いや、無いこともないか…」

「?」

「ねぇ、ステータス見せてくれる?」

「はい。」

「ステータスオープン。」

今度は、ちゃんとステータスを出せた。 どうでもいいけど。

「えぇ!? ほんとに持ってるじゃん!」

セリカがとても驚いたようにいった。

「どうしたんだ?」

オレは不思議に思ってセリカに聞いた。

前に一回Lv.5にあがってから自分のステータスをみたが、そんなに驚くようなところはなかったと思うが?

「見て!このスキル!」

そこには、《危険予知》とかかれたスキルがあった。

「それがどうかしたのか?」

「何でそんなに驚かないでいられるのよ!このスキルは有能すぎて、誰もが欲しがるのよ!」

「でも、覚えるには何かしらの条件があるんだけど、はっきりわかってなくて…」

「まぁ、入手困難スキルなのよ! 喜びなさいよ!」

セリカはよっぽど驚いたらしく、早口でそう言った。

「でも…それじゃ嫌な予感って…」


嫌な予感は的中した。


ゴギヤァァアァォォオェエ!

奥にあった草むらから、恐竜っぽい インサニティ・モンスター が現れた。


「インサニティ・モンスター!?」

「どうしてこんなところに!?」

実はインサニティ・モンスターが現れたのは、町の方だけではなかったようだ。

「しかもこいつ足の速い、 ファスティルト・フッター よ!」

「早く転移クリスタルで逃げよう! 魔法で移動してる時間なんてないわ!」

転移クリスタル…だと? …まさか、そんなことないよな。うん。オレが前に使ったせいで逃げられないなんて…

「ない!? クリスタルがない! どっかで落としたのかも…」

セリカは青ざめた。 …ごめんなさい。 オレが使ったんだ...

「こんなの逃げられないよ!」

「そんなにやばいのか?」

「当たり前よ! 死んだわ…」

「まだ死にたくないのにぃぃ!!」

コイツは相当やばいらしい。…そんなにやばそうには見えないが?

ひょろっとした細い体格には、速く走れるようには見えなかった。

「まぁ、見てなって!オレがやっつけてやるよ!」

「なにいってるの?」

「オレ、もう魔法使えるみたいなんだ。」

「本当に? 大丈夫なの?」

洞窟でも使えたんだ。きっといける。最悪はじめの頃に買った剣もある。

でも、本当に勝てるのか? もし負けたら… でも、勝つか負けるかだ。

「うん。」

「なら、私も加勢する。」

「一緒に戦おう!」

「ありがとう!」

セリカとなら勝てる気がする。こんなところで死んでたまるか!

絶対に勝って生き残ってやる!!

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