第47話 ~カルナリア山での争い[2]~
第47話
「あの五人パーティ、結構やるじゃねぇか」
「あぁ、そうだな。かなり強い。」
「Cランとか言うから弱いと思ってたが、やっぱランクで判断するもんじゃねーな。強いよあいつらは。」
____ルナ達は、他の冒険者達(Aランク冒険者三人を除く)がそう話しているのにも気付かずに、ほんわかと過ごしていた___。
「ねぇねぇ琥珀!」
「……?……主人、何か用か?」
「…………あの、もし良ければ、なんだけど。」
「む?」
「その……もふも…………琥珀の背中、もふらせてもらえないっ!?」
「?…………別に良いが……?」
琥珀は頭の上に『???』と浮かべ、フェンリルに戻る。
そして、ルナが触ろうとすると、アリスとヒマリも走って寄ってきた。
「ちょっと!ずるいわよ、ルナ。一番最初はアタシなんだから!」
「こ、琥珀さんっ、私にも触らせてくれませんなっ…………?」
「あっ!一番最初とられたぁぁ!!ヒマリちゃんひどーいっ!」
「ふっふっふ………琥珀くんへの愛なら負けないわ♡」
「…………癒されますね………!」
そんな女子軍を眺める二つの影。
____そう、ハルトとヴォレスである。
(可愛い…超可愛い…………ぁぁあもうアリスちゃんが可愛すぎて可愛いしか言えない!)
(……可愛いかよ)
さらに琥珀はヒマリに触られたからか、すごく頬が緩んでいる。
___というように、『虹の努力家』は、褒められているのにも気付かず、すごく緩んでいた。
この五人と一匹の空間はすでにハートで埋め尽くされている。
もはや、この五人と一匹のいる空間に入ると、『尊いしか言えない病』になってしまうのではないだろうか____?
そんな緩みきった中、琥珀が『なにか』を察知した。
耳をピクッと動かせ、気配を消し、そっと彼方を伺う琥珀。
そんな琥珀を見て、四人はなにかに感づいたようだ。
そう、四人は。
この場にいるのは、人間化した琥珀を含め六人。
琥珀がいなくなって五人。
そして、『なにか』に感づいたのは、四人。
そう______。
ヒマリ。
ヒマリは、『琥珀くんが尊い病』になってしまい、先程から『琥珀くんが尊い』しか言っておらず、『なにか』にも感づいた様子はない。
だから『四人は』なのだ。
__そして、その『なにか』とは何なのだろうか。
『………………いるな。』
『何匹くらいか教えて、琥珀』
ルナと琥珀が脳内で話す。
『いや、一匹だ。しかし、あれは…………頭領かもしれない。』
『………!!………今すぐ行く。待ってて!!』
そう。『なにか』とは、クェトロボアのことだ。
「ねぇみんな!向こう側、やっぱり居るって!今すぐ行こう!!」
そんなルナの問いかけにパーティメンバー達は首を縦に振り、ルナの手を握った。
更新遅くなりすみません……
友達と遊んでましt((殴
ごめんなさい!!




