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第46話 ~カルナリア山での争い[1]~

第46話



「「「「「ごちそうさまでした!!」」」」」


みんなで声を揃えてそう言い、食器を片付け始める。


琥珀は昨晩見張りをしてくれていたので眠いらしく、みんなが起きたことに気付くと爆睡した。


そんな琥珀の寝顔を微笑ましそうに見つめるヒマリちゃん。


そして、そんな二人の様子を微笑ましく見守る私達。


私達の他にも、お金で雇われた冒険者さんたちが居るらしく、朝の冒険者集会はあと少し経ったら始まるだ、と言われた。


だからみんなで待っているわけだが…………。


(ヒマリ琥珀ペアが尊い…………!!)


琥珀がフェンリル姿で寝息をたてて眠っているのだが、ヒマリちゃんが横で微笑ましそうに琥珀の寝顔を見つめていたり、『このままじゃ寒くないかしら?』といい毛布をかけていたりするのが、すごく可愛いのだ。


琥珀にヒマリちゃんが世話を焼いているのは、すっごく微笑ましい。そして、尊い。


みんなも、ヒマリ琥珀ペアを微笑ましく、温かく見守っている。


ヒマリちゃんは、先ほど温かい視線に気付き照れたが、それでも世話を焼くのを辞めない。


自然に頬が緩んでしまう。


あぁ、可愛い。


ヒマリ琥珀ペアに拝んでいると、笛の音と、『集会が始まるぞ!集まれ!』という声が聞こえた。


尊い二人を引き離すのは気が引けるが、ヒマリちゃんを連れてゆく。


(あぁぁそんな悲しそうな顔しないで!!ごめんなさい!!)


内心で土下座しながら集会を行う大きな木の前に向かう。


すると、昨日の失礼なAランク冒険者さんが、私達を見るなり大爆笑してきた。


「wwwwwwwww」


「………………なんでしょう?」


怒りを抑えて、作り笑顔で言う。


しかし、そのバk…………(ゲフンゲフン),Aランク冒険者さんの爆笑は止まらない。


まわりが『非常識だなコイツ。関わらないでおこ』という顔をして引いているのにも気付かずに。


まわりの人はそのアho…………(ゴホン),Aランク冒険者さんから距離をおき、私達の方に心配の視線を向けてくる。


どうやら、ば………………知能指数が低すぎるのはこの人だけのようだ。


この人のパーティメンバーらしい人はこの知能指数皆無人間おばかさんの言っていることに、最初こそ首をかしげていたが、私が誰か知るや否や、一緒に爆笑している。


しかし、この争いを仕切るのはSランク冒険者(※一人)なので、このAランク冒険者さんは下の立場。


ギルドマスターは、私達を含め総員15人くらいだけでいい、と言っていた。


Sランク冒険者一人。

Aランク冒険者三人。(知能指数皆無人間×3)

Bランク冒険者三人。

そして、私達五人+一匹。


私達がこの中では一番弱い。


しかし、そんな理由で止まることはできない。


(やれることは、やらないと!!)


ずっと前に買った魔法の杖を取り出す。


取り出した瞬間、

『グヴヴヴォォォゥゥ!!』

という咆哮が聞こえた。


急いでみんなも武器を取り出した。


すると、クェトロボアの大群が私達の方に向かってくる。


急いで魔法を発売させる。


みんなも、攻撃体制に入った。


____が、まだ爆笑している知能指数皆無人間が三人。


怒りを杖を振る。


「____盟約に従い、炎の精霊よ、集え、猛る灼熱の炎よ、全てを焼き尽くし、喰らいつくせ…………豪爆炎ヴァレーヒ!!!」


すると、炎の龍が現れ、来ていたクェトロボアと辺りの草を焼きつくしてしまった。


後ろを見るとあの・・Aランク冒険者さんは爆笑をやめ、ひきつった笑いをうかべていた。


聞こえないか、何やらこしょこしょ話をしているようだ。


「おい、あいつ今何した?」

「ヴァ、ヴァレーヒだろ?あんなんお前でもでにるじゃん」

「いや、俺のはあんなに大きくなんねぇんだよ………………せいぜい手のひら抵度で、あそこまでの大きさにすると魔力値がゼロになっちまう……。」

「はぁ?ありえねーよ……。」

「あいつの龍はこの大木の四倍くらいデカかったぜ!?」

「み、見間違いだよ…………。」

「そ、そうだよな…………。」

「ハハ、ハハハハ…………」


Aランク冒険者たちがそんな冷めた笑いを浮かべて話しているのも知らずに、ルナは

「勝たんしかヒマリ琥珀ペア。尊いっ!」

と考えていた。


(あぁぁ尊い………Bランク冒険者さんたちが大きな声で話して琥珀が起きそうになっているのを見てヒマリちゃんがガチギレしそうになってる……。)

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