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第39話 ~琥珀の人間化~

第39話



琥珀が仲間になった日の、夜。


私の部屋で、琥珀と私が話していた。


『“ご主人様、僕に向かって両手を向けて、その両手に魔力を込めてくれませんか?”』


「“…………??……わかった、やってみる。”」


琥珀に言われたことをそのままやってみる。


手に魔力を込めて、琥珀に送る。


すると、琥珀の体が輝き始めた。


(眩しい………………!!!)


眩しくて、思わず目を閉じてしまう。


次に目を開いた瞬間には、もうその場に居たのは琥珀ではなかった。


「“誰!?”」


そう、そこに居たのは、蜂蜜色の目をした人間だったのだ。


白い髪に、蜂蜜色の目をして、白色の服に蜂蜜色(琥珀色)の装飾や刺繍が施されている。


『もう、動物会話スキルは使わなくていいですよ、ご主人様。』


「だ、誰…………!?」


その男の人が出した声は、低音なハスキーボイス。


思わず聞き惚れてしまいそう。


そこで、ハッと気付く。


(待って待って、この人今私のこと『ご主人様』って言わなかった!?でもレナじゃないよね!?ティアラつけてないし!!)


私のことを『ご主人様』と呼ぶであろう人は二人いるが、そのうちの一人は聖霊であり、女性なので違う。

つまり、ここにいるのは…………。


「琥珀!?!?!?」


『そうですよご主人様。僕は琥珀です。ご主人様の魔力のおかげで人化を成功させることができました。』


「…………………??」


やはり、琥珀だった。


しかし、フェンリルの時も体が大きいなと思ったが、人間化しても変わらなかった。


私と琥珀(人間)の身長差は、ざっと頭一個半ほど。


(………身長がおおきいの、羨ましい……。)


そんなことを考えながら窓を見ると、窓の外はもう暗かった。


慌てて布団の中に入るが、眠れる気がしない。


「ん~!…………眠れ、な……い…………な……ぁ………………すぅ………………。」


「………ふふ、ご主人様……………♡」



































❦翌日❦


私達六人(いや、五人と一匹?)は、アリスちゃんの部屋に集まっていた。


「で、ルナ。昨日何話してたのか教えてもらえるかしら?」


「え」


「そうですよね………私達には鳴き声にしか聞こえませんでしたし、意味不明でした………。」


「そのあげく、いきなりあの子供フェンリルとルナが光だしたしね…………はぁ……。」


…………ヴォレスくんとアリスちゃんとヒマリちゃんに問いただされてしまった。


ハルトは、何か考え事みたい。難しそうな顔して、腕組んでる。


とりあえず、どう説明すればいいんだろうか。


「あと、ルナの後ろにいる超美形なイケメンは誰かしら!?」


迷っていると、琥珀のことを聞かれてしまった。


「えっとね、この子は琥珀って言うの。」


「こはく?……やっぱり超美形だわ…………!!」


「うん。琥珀。」


「成程。では、昨日の出来事を説明して頂けますか?」


そう聞いてくる、緑のスカートに白いブラウスに身を包んだアリスちゃんは、今日も綺麗だ。


(ハッ!!そうだ、今は説明しなきゃ!!)


「えっと、あのクェトロボアとフェンリルがね、クェトロボアがモニカさん、フェンリルがオレオさんって言うの。」


「へー。そうなんだー?」


ヴォレス君が滅茶苦茶つまらなそうに返事をした。


(棒読みじゃん!!!)


心の中でツッコミをいれる。


「そのモニカさんとオレオさんが夫婦で、私達が見つけたクェトロボアと、ここにいる琥珀が兄妹きょうだい。」


「成程………。」


「それで、なんか『君の魔力は優しそうだから子供(兄)と契約してくれない?』って言われたの。」


「……………は?」


ヴォレス君が目をぱちくりさせる。


それは私が言いたいよ、と言ってやりたい。


「それで、儀式(※名前をつけること)をしたら私と琥珀の体が光ったんだよね、ねー琥珀。」


琥珀に話題を振ると、琥珀は肯定するように首を縦に降った。


「うんうん、なるほど??」


ヒマリちゃんはしっかり理解してくれたようだ。


「それで、昨日琥珀に向けて魔力を込めてみたら、琥珀が人化したんだよね…………。」


「………………ううん、どういうことでしょうか…………?」


アリスちゃんが迷っていると、ヒマリちゃんが目を見開いた。


「……わかった!!つまり、そこにいる超美形なイケメンは、フェンリルってことね!?」


「あ、うん、そういうこと。」


「ほぇー。聞いてもわからん。」


「あんたがちゃんと聞いてないからでしょ!!」


ヴォレス君がヒマリちゃんに蹴られる。


(ヒマリちゃん、足上げちゃだめだよー!!)


ヒマリちゃんは今日もパンツスタイルだったから、一応大丈夫だった。


「ねぇ、貴方は……ランクっていくつくらいなの?」


ヒマリちゃんが琥珀のことを見て言う。


「あ、えっとね…………。」


私が言い終わる前に、琥珀が口を開いた。


「俺のランクはSSS+。宜しく、アクティブなお姫様?」


琥珀の言葉に、ヒマリちゃんが頬を紅に染める。


琥珀って、人間の言葉話せたのか、と思ってしまった。


(ん?琥珀ってこんなキャラだっけ?)


一人称が変わっている気がする。


そう思った私は、思い切って聞いてみる。


「ねぇ琥珀、キャラ変わってない?」


Σ(;`∀´)


↑↑こんな顔をした琥珀。

冷や汗が流れている。


「……図星でしょ?琥珀、キャラ変わってるよ?」


「俺は元々こういう人格だ。ただ、猫を被っていただけだよ。」


(あれ?動物は主人の前では猫被りしてなきゃダメってレナが言ってたような……………。)


『……御主人様マスター。…………………その契約は、もう破棄できなくなってしまいましたよ。』


頭にレナの声が響いてきた。


「えええ!?」


『何故なら、御主人様マスターが魔力を存分に与え、人化の術を成功させたためです。』


「え?」


『モンスターや魔獣、そして聖獣はもともと人化の術を知っています。しかし、膨大な魔力が必要なため、主人が居ないとすることは不可能です。』


「なるほど。」


『そして、その膨大な魔力を分け与えられた動物は、体内の魔力がその主人のものになるため、その契約は一生破棄できなくなります。』


「え?」


「つまり、御主人様マスターが魔力を大量に分け与えてしまったため、契約を破棄することができなくなり、そのフェンリルは猫を被らなくてもよくなった、ということです。」


「なるほど…………?…………って………………えええぇぇぇ!?!?」








































突然ですが宣伝失礼いたします!!


7月1日に、新作投稿をさせて頂きます♪


タイトル等はまた後々発表させて頂きますが、ラブコメ溺愛系となっております。


是非読んで下さい!!



宣伝失礼致しました。

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