第3話 ~ルナの答え~
第3話 ~ルナの答え~
___俺と一緒に世界最強目指さないか!?
まだ、あの声が脳裏に焼き付いてる。
「…私みたいな奴と…なんでだろ…?」
言われて戸惑ってたらハルトが誰かに呼ばれちゃったから……とりあえず別れて寮に戻って来ちゃったけど…
最後に…
『3日後の朝、冒険者ギルドで待ってるから』
って言われたんだよね…??
………どーしようっ!!!!!!
考えてたらもう2日経っちゃってるよ~!!!
自分でも自分の顔が赤いのが分かる……
……やりたいけど…私で大丈夫なのかなぁ…?
迷惑かけないかなぁ…?
「…………………………………………………やーめたっ!!」
うじうじしてるのは私らしくないよね!!
とりあえず明日行って、なんで私なのか聞いてみよ~っと。
それで…やろうと思えたら……やろうかなぁ…
_______コンコン。
「はーいっ!どうぞ~!」
誰だろ………う?………嘘……
「ごめんねルナ。急に来て。」
突然の訪問者は、ハルトだった。
「だ、だ大丈夫だよ!!…どうしたの?」
「実は、明日の朝用事が入っちゃって。行けなくなったから、今日行っちゃおうかなって。」
「あっ、了解っ!」
「それで……返事はどうなるかな?」
「あのっ!その前に1つだけいい…?」
「うん。大丈夫だよ。どうしたの?」
「あの………本当に、私みたいなので…大丈夫なの?」
「勿論。というか、俺はルナだから誘ったんだよ?ルナじゃないと嫌だ。」
「へっ…!?」
そんな恥ずかしいセリフ、真顔で言わないで……
「ダメか………?」
恥ずかしさのあまり、声が出せなくなっていたので、思い切り首を横に振った。
「ぜっ、全然!!私、言ってもらえてすごく嬉しかった!!!」
「良かった。……で、返事は…?」
「勿論………『はい』に決まってるでしょ!……あ、ハルトが私でいいならねっ!」
「!!!」
ハルトの冷静な表情が満面の笑顔になってる。
………うぅ……イケメンオーラ……
「じゃあ、これからよろしくな!ルナ!!」
「うん!ハルトも、一緒に頑張ろうね~!」
次回はハルト視点の予定です!
引き続き応援宜しくお願い致します。