第33話 ~アングリーベア~
第33話
(いや、アングリーベアってそんなに弱くないから!!!)
……………………ハルトが言うには、こうだ。
薬草の採取をしていたら、熊の咆哮が聞こえた。
そのまま採取を続けていたら、アングリーベアが目の前に居たから倒した、って言ってる。
(あれ………………アングリーベアってこの山で一番強い動物じゃなかったっけ?)
アングリーベアは、この山で一番強いとされる大型熊だ。
倒すのには、上級冒険者でも結構な時間がかかるらしい。
上級冒険者の6人パーティでも怪我人は絶対に出るらしい。
対して、ハルト。怪我なし!!かすり傷すら見えないよ。
(………………えっと、ハルトの強さがおかしいってことだね、うん!!)
これ以上考えていても、もっと頭がこんがらがるだけ、…………と思ったから、私は思考を停止させた。
アリスちゃんとヴォレス君にも話を聞いてみたけど、二人とも
「え、嘘。アングリーベア!?」
って思っていたらアングリーベアは倒れていた、という。
(………………つまり、口を開けてぽか~んってしてるうちに、ハルトがやっつけちゃった…………ってことだよね。)
ハルトの強さは物事を整理しても意味が分からない。
はい、結論。『ハルトがヤバい』
だって、ほら。ヒマリちゃん、またフリーズしてるもん。
アリスちゃんはハルトのことを尊敬の目で見てる。
…………ヴォレスは、そんなハルトを羨ましそうな目で見てる。
アリスちゃんも鈍感さんだよね。
だって、こんなに
『ハルトのやつ、アリスちゃんに褒められてて羨まし…………じゃなくて、けしからん!』
って大きく顔に書いてあるのに、気付かないんだもん。
てゆーか、ハルトは
『アングリーベアってそんなに強くないんだな』
って顔、ほんとに辞めてほしいっ!!
(アングリーベアが弱いんじゃなくて、ハルトが強すぎるのっ!!!)
………………これ、思ってるの私だけじゃないよね。
いつもお読み頂き有難う御座います!
評価、ブックマーク、コメント是非宜しくお願い致します。
そして、誤字があったら教えて頂けると幸いです!
下の☆☆☆☆☆から、是非………お願いいたします!!
皆様の応援がとても励みになります!
りんご餅




