第30話 ~魔法の取得頑張ってます!!~
第30話
「大気よ、振るえ給え!!!振音衝撃波っ!!」
私が魔法を唱えると、弱めの超音波が発動された。
(なにこれ………弱い超音波なのにっ………頭が…痛いっ!!)
急いで魔法を止める。
慌てて魔導書に目を通すと、
『注意:この魔法は超音波を発するので、鼓膜が破れる可能性があります。注意して使用してください。』
という文字が書いてあった。小さく。
(おっきく書いてよー!!)
と心の中で叫んでおく。
《振音衝撃波》は取得したので、風魔法の簡単ランクはもうほとんど取得済みだ。
(普通ランク………やってみようかな?)
魔導書をめくる。
(よし、これならいけそう!!)
私が今やろうとしているのは、《旋風塵》という魔法。難易度はDだ。
これは、身動きができないくらいの強い風を起こすやつ。
Dランクだから、詠唱とか間違えるとダメなんだよね…………うぅ、できるかなぁ。
「吹き抜けたる風よ、荒れくりゅえ………!!旋風塵!!!!」
あっ…………起こらない。間違えた……。
吹き抜けたる風よ、荒れ狂え、の《狂え》の部分……噛んじゃった…………………………。
(うぅ………………、ううん!みんなと一緒に世界最強になるんだから!!諦めないもんっ!!)
リベンジっ!!!
「吹き抜けたる風よ、荒れ狂え………!旋風塵!!!」
ビュオオオオオオオ!!!と風が吹く。
わぁぁぁ!!さっき……せっかく整えた髪の毛がぁっ!!
うぅぅ………………しゅん。
(うぅ………………)
しょんぼりとしていると、1つのことが思い浮かんだ。
「あっ、自分のこと鑑定してみるの忘れてたっ…………!!」
すぐに、自分に《鑑定》をかける。
《ルナの魔力値》
攻撃 560
防御 780
魔力 850
魔法 A-
幸運 673
ギフトレベル [?]
あっ、やっぱりギフトレベルは[?]なんだ………………。
それに、幸運は変わってない…………。
で、でも…………、最大999だから凄いんじゃない…………?
あんまり自信ないけど…………。
でもヒマリちゃんには負けるなぁ。
もっともーっと、頑張らないとっ!!
あ!そうだ!!
私………………風魔法以外って、使えないのかな?
たとえば、治癒魔法とか………………?
「大地に満ちたる命の躍動、汝の傷を癒せ。治癒!」
これは結構初歩的だよねー!でも出来ないかなぁ…………とか思ってたら、この前転んで怪我した膝が治ってるっ!?!?
う、嘘でしょ!?
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