第23話 ~聞き出し~
ルナとハルトの視点が一度交代します。
第23話
「それで。なんで魔法を取得しようとしたんだ?」
「ええ…………ええと。」
(頑張ってください、応援してます。御主人様。)
(ありがと。大好きだよレナ!!)
念話でレナと話しながらハルトと目を合わせる。
うぅ~、どうしてこんなに怒ってるんだろう。
「ああああのね!!」
「?」
「わわわ私、あの、あの、あれ?うん、えっと。あれ?え?……あれ?」
「ルナ、とりあえず落ち着け……」
「ご、ごめん!」
焦りすぎちゃった……。
とりあえず落ち着こう。
深呼吸しよっと…………すぅ……はぁ…すぅ……はぁ………。
よし!大丈夫!いけるよー!
うんうん、予定通り“あのこと”を言えばいいんだし。
「あのね………」
❦ハルト視点❦
ルナから話を聞き終わった俺は、ため息をついた。
はぁ…………。
「嘘下手すぎだろ………。」
あ、やべ、心の声漏れたと思った瞬間には、もうルナが硬直していた。
やべ………。
でも本当に嘘が下手だったんだぜ?
カタコトで、俺の右上チラチラ見ながら、しかも、慌てながら話してたよ………。
「あ、あああのね、わわたし、じ、ジツハかみしゃまかりゃ、まひょーをツカエってイワレタノ。」
これは『あのね、私、実は、神様から、魔法を使えって言われたの。』だろうか?
嘘下手すぎだ、と思っていたら、ルナはルナの精霊に呆れられてたし………。
嘘の内容忘れるし……。
まぁ、わかりやすくていいと思うけど………。
ルナにはスパイとか探偵とかは向いてないだろうな。
まぁ、ルナの嘘……違う、ルナの言い分を纏まると、
“神様に魔法を使えって言われたから使っている。なんか私に世界を救ってほしいらしいんだ”
らしいな。まぁ、嘘だけど………なんでもない。
まぁルナにこんな嘘を考えられる訳無いし、ルナの精霊が考えたんだろうな。
でも、嘘だとして、気になることがある。
“何故、俺達仲間に嘘をついたのか。そんなに話しちゃいけないことなのか?それとも信用されていないのか?”
まぁ、たぶん前者だろう。後者だったら、ルナがものすごく演技が上手くなってしまう。今見たところ、下手だな………いや、何も言ってない。
「ルナ。俺達にも話せないような重要なことなのか?」
硬直したルナを見ると、ルナは大袈裟に驚き、また硬直してしまった。
はぁ………長期戦になりそうだな。
まぁ……………絶対に聞き出すけど。
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