第16話 ~ランクSSSなんてありえない!!~
第16話
『私を召喚したのは貴女ですか?ルナ様』
「う、うそ…………」
思わず自分の口からそんな言葉が出て来てしまった。ついでにへたりこんでしまっている。恥ずかしいけど立ち上がれない!!
いくら精霊を召喚するとはいえ、鳥みたいな可愛いのを想像していたのだ。低ランクの。
流石にこんな神々しい高ランクみたいな人が来るなんて思っていなかったのだ。
あ!!だめだだめだ、とりあえず、返事を!
「そ、そうにゃよっ!」
駄目だ!焦りすぎて噛んでる!!
『そうですか。それでは自己紹介させていただきます。』
「お、お願いしましゅ…!?」
やばいよ2連続!!
『ランクSSSの、風の精霊で御座います。今までは精霊女王[風]様の秘書をしておりました。これから貴女様に精一杯尽くしていきますので、どうか、宜しくお願い致します。』
まって、ランクSSS!?やばい頭が追い付かない!!
「よ、よろしくにぇっ!わ、わわ私はルナ!」
『御主人様、落ち着いてくださいませ。』
「う、うにゅ!!スゥー,ハァー,スゥー,ハァー,」
『どうでしょうか、落ち着きましたか?』
「う、うん、ごめんね」
『いいえ、御主人様。それが私の仕事ですから』
「うーん……ねぇ、あなたに名前はないの?」
『はい、御座いません』
「ねぇ、じゃあ私が決めてもいい?」
『………!!……良いんでしょうか』
めっちゃ嬉しそうでそわそわしてる!可愛い~!!!
あんまり仲良くできないかもだけど、これから打ち解けて行きたいな。
「もちろんっ!!!えーっと…………うーん…」
メリィとか?リリィ?アンナ?いやそれともマリー?ソフィアもいいかも!
うーん、でも………
「ねぇ、『レナ』なんてどう?」
『…………!!嬉しいです!それが私の名前、ですか?』
「うん!他のがいいなら他のにしよう?ソフィアとかどう?」
『あの、御主人様、不躾なことを御伺いしても宜しいですか?』
「うん!」
『何故、私の名前をレナにしようと思われたのでしょうか』
え?それはね……
「私の名前がルナだから、一文字遅らせて、レナ!」
『…………!!』
あ、単純すぎるなコイツって思われたかも
「あの……単純すぎてごめんね」
『いいえ、そんなことありません。私、レナが良いです!』
「わーいっ!!」
『………あの、少し読んでみてもらえませんか』
ほんのり顔を赤らめるとか、反則っ!可愛い~!!!
「いいよ!……レナ、これから宜しくね~!!」
『はい、宜しくお願い致します。』
よぉし、レナと一緒に頑張ろう!
『あの、御主人様、外が騒がしいのですが、私はどうしましょうか?』
「えっ」
嘘、気付かなかった
扉が開いてるー!!!!
じゃあ、今までのこと全部見えてるよね!?
ランクSSSの最強精霊を召喚したこと!!
………やばーい!!!
扉の前に……………ハルトとアリスとヴォレス君……
知られた……終わったァァ~!!!!
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