「第三話 幼馴染の家」
と、そんなこんやでたった今俺は幼馴染であるレイの家にいト晩泊ることになったのだが。
「あのお。俺はどこで寝ればいいんだ?」
「私はベッドで寝るんでもちろん床ですよ。」
ですよねえ~。
一緒にベッドで寝るとかいう神過ぎる展開を期待した俺が間違ってたわ。
あれから一時間ほどたった。
俺も最近あまり眠れてないので例の言われるがまま床に寝っ転がり仮眠をとっていた。
「ん?何だこのいい匂い。」
俺はその匂いで目が覚めた。
「おいレイ。何かやってるのか?」
「ちょうど起きましたか。起こす手間が無くて良かったです。」
俺が例の方を見るとなんとレイの手元にはおいしそうな肉料理や野菜料理があったのだ。
「うっそだろ?お前それどうしたんだよ?」
俺は久々に見る肉料理や野菜料理によだれをだらだらにしながらどうしたんだと聞いた。
「この前の任務でお金が入ったんでこの前ネオンシティにいって買ってきたんですよ。」
「ま、まさかそれをお前が自分で調理してそしてそしてそれを俺にも食べさせてくれるのか?」
たぶん食わせてくれないんだろうな。
「もちろんです。あなたにも食べさせてあげますよ。」
レイよ。
貴方は神ですか?
「マジでか!?お前のことを改めていい奴って思ったぜ!」
「早く食べないと冷めますよ。」
「おっとっとっと。」
レイは肉や野菜の入ったフライパンぐらいのサイズの皿と白米の入ったお椀を部屋の中央に置かれているテーブルに持ってきた。
おいおい。
白米や野菜。
はたまた肉なんて食うのは何年ぶりだ?
「今まで和人さんはどんなものを食べてきたんですか。」
「ん?インスタントラーメンやパンだけど?」
「貴方って人は。」
「じゃあさっそく肉。いただきまーす!!」
俺は皿から肉を取り自分の口へと運んだ。
うまい。
こんなにおいしいものを食ったことが果たして今まで俺の人生にあっただろうか。
「いやあ。ほんと美味いよ。うん。本当に。」
「そういってくれてよかったです。」
「にしてもこんなところに住んでたら感覚くるってくるよなあ。治安も悪いし肉や野菜は全然ないし。廃墟は多いし。崩壊寸前だし。」
「ほかの都市の人はもう崩壊してると思われてるらしいですが。」
「ほかの都市の奴らと俺らの崩壊の基準は違うんだよ。とにかくそこで生活ができるんだったら崩壊はしてない!それが俺の考え方だ!」
俺たちは料理を食べながらたわいもない話をしていた。
ふう。
食った食った。
久しぶりに腹いっぱいだぜ。
「ありがとなレイ。久々にこんなうまいもん食ったぜ。」
「じゃあ私はお風呂入ってきますのでそのあとあなたが入ってくださいね。」
「え?マジ?このアパート風呂もついてんの?」
このアパートやたらと豪華だな。
風呂もついてるとかやばいなおい。
俺は八十年前の漫画を読みながらレイが風呂を上がるのを待っていた。
「入っていいですよ。和人さん。」
ワーオ。
そこには白いシャツを着て少しだけ濡れている例の姿があった。
今思えばレイって結構胸デカいな。
ていうか白いシャツって胸が強調めっちゃいいと思うんだが俺だけか?
「ああ。わかった。じゃあ入ってくるよ。」
風呂とか人生で初めて入る気がするんだが。
今までそこら辺の川で水浴びしてただけだからなあ。
俺は人生初めての風呂に多少苦戦しながらもなんとか乗り切ることができた。
「ひょええ。マジすげえなお前の家。俺のアパートとはえらい違いだぜ。キッチンもあって風呂もあって。リビングとキッチンと寝室と浴室とトイレとがあってやばすぎんだろ。」
「まあこの都市の中でもこんな家はあまりないと思いますよ。」
「てかなんでお前こんな家にお前住めてんの?」
「実は私の父親は国が創設した組織の研究者だったんですがそのおかげでここに住めてるんですよ。」
こいつの父親って研究者とかだったんだ。
「でも今お前のお父さんってどこいんの?」
「お父さんは八年前父の研究所が何者かに襲撃されたときに殺されてしまいまして。」
「そりゃあ、すまん。聞いたのは間違えだったな。」
「いえ。いいんです。そんなことより明日の朝は早くから出るんですからもう寝ますよ!」
こいつマジで言ってんのか?
俺は時計を見るとまだ八時半だった。
「いや。もうちょっと起きていないか?」
「だめです。いうことが聞けないんだったら追い出しますよ。」
「はい。すみませんでした。おとなしく寝ます。」
俺は全くと言って眠くはないがhトンに入り寝ることになった。




