表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワールド・ガイア  作者: 水野青色
278/282

278~よく食べる~

たくさんの虫。

倒した分の経験値は、分配されていく。

パーティならその分、そうでなくても、この馬車内では、分配が行われる。

つまり、ナナに、ものすごく多く入るということだ。


「ナナ、大丈夫?」


急なレベル上げのせいで、レベル酔をしなければいいのだけど。


「お腹空いた」

「はい?」


何言ってるの?このおこちゃまは。

本来なら、みんなと一緒に、倒れててもおかしくないんだよ?

その証拠に、レベルの低いビイトなんて倒れてるでしょ。

レベル酔だよ。


マークは・・・倒れてないだと!?


「お嬢様、オレも腹減った」


なんだって!?

つまり、この二人は、レベル上がるとお腹空くのか。

倒れないだけマシなのか、食費嵩みそうね。


「メイちゃん、なにか食べさせてあげて」

「承知しました」


食材はたくさん持ち込んできたけど、足りるかな?

足りなかったら、しばらくはここを拠点にして、ダンジョンマスターに、ここに、コメを作ってもらおう。

いや、今からでもいいか。

すこし、結界を広げて、刈るのはナナに任せよう。

お手伝いでやってるらしいし。


それにしてもよく食べるな。

この量が、どこに吸い込まれていくのか。

やはりナナやマークには、胃の中にブラックホールが存在しているのかもしれない。

ビイトは食べられそうにないね。

動けなくなってるし。

ギルマスさんは、なんとか耐えてるみたいだけど、真っ青だし、無理しないでほしいわ。


「スズラン、エイト、このふたりの介抱をお願い。あと、ご飯の時間ちょっと早くなったけど、いいよね?」


マークとナナが食べてるのに、他の人の分、ないなんてできないし。

私はまだいいわ。

お茶でも飲んでよう。

倒れてる二人のご飯は、おかゆにした。

何も食べないのも良くないしね。

もちろん、作ったのは、シツジローくんだよ。

私は何もやりません。


今日はこれ以上は何もできないだろうな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ