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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
277/281

277~嫌だ~

私が起きるまでは、外で虫相手に戦っていた彼らは、ものすごい疲れた顔してる。


「どうしたの?」


いや、私は虫相手はしないから、外に出たくないけど。

でも今回は仕方ないから頑張ろうと思っているよ。


「虫が小さすぎて、やりにくい」


それはよくわかるけど、森の中にいるホタルとは違って、ここは普通のサイズだよ。


「燃やせばいいでしょ」

「誰も火魔法使えない」


あ。

そうだよね、この子たち、火魔法使えないないんだった。


「風魔法で、ちぎればいいよ」


私はそこにはよらないけどね。

虫汁が飛んでくるのわかるし。

でもだめっぽいね。


「ダンジョンマスターに、大きさ変えてもらおうか」


ちょっとため息。

まあ、マークとビイトのレベル上げを兼ねてるしね。


ダンジョンマスターの欠片。

小さい人型を取れるようになって、結構な時間経ったから、自由に動いてる。

それでも、ここのダンジョンの欠片だから、大元とつながることができる。


「もう少し虫を大きくしてほしいらしいのだけど」


私の言葉に、頷く欠片。

意思疎通はできるのがいいわね。


「大きくしてくれるらしいよ」


大きくなれば、その分、レベル上がるかもしれないけど、いいのかな?


どうやらその方がいいみたいだし、大きくしてもらう。


外に出ると、馬車周りの結界を強化。

これで外の範囲が増えた。


カサカサとした音。

結界に虫が付き始めた。

気持ち悪い。


「みんな、外出ないで。あと、結界に触れないで」


結界に熱伝導。

結界内の暑さも調整。

今の結界の温度は、ものすごく高くなっている。

くっついた虫が、どんどん落ちていく。


「気持ち悪い」


自分でやったことだけど、虫の溜まっていくのを見るのは、ほんといやだ。

火魔法で焼いて消滅させないと。

目が冷めた途端、これ。

あー、嫌だ。


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