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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
273/281

273~しばらくは~

サカイはいいとして、スズランとエイトは、王都中央部で活動してる。

だけど、この辺りって、そんなに強いのがいないし、ダンジョンはほとんど踏破されてる。

成長ダンジョンや、インスタンスならいいけど、2人のレベルだと、物足りないと思う。

現に手加減を覚えているけど、討伐の依頼は、ほとんど受けてないんだとか。


「討伐部位、壊してしまうの」


なるほど。

しかも2人だとダメらしい。

最低人数4人と決められているから、同じランク同士で組むそうなのだけど、レベルが違うから、そもそもその人たちが足手纏いとなってしまう。

なので採取ばかり。

でも採取だと、ランクが上がらない。


「どうしたものかしらねー」


ガルガルさんは、それをわかってて、でも娘に危険なことしてほしくないから、知らんぷりしてるのだろうし。

サカイもわかってて、そのままにしているのだろう。


指導として、ランクが上の人が連れて行ってくれる場合があるらしいけど、ガルガルさんがきっと他の冒険者に、何らかのこと言っているのだろうな。


「よしわかった。2人とも、プラム郷に来なさい。私が、ジャムさんとダンジョン連れてくわ」


ランクが上の、私とジャムさん。

しかもガルガルさんは、意見を言えるけど、許可するのは、プラム郷のギルド長。


時々、貴重な素材を卸してるから、プラム郷のギルド長は、いうこと聞いてくれるしね。

なんなら一緒にダンジョン潜ってもいい。


「ほんと!ねーちゃん」

「もちろんよ。サカイのことは、知らないわ。話聞いてたから、もしかしたらガルガルさんに何か言うかもだけど、師匠の言うことも聞かないなら、要らないし」


ねぇ、とサカイを見ると、真っ青だ。


「どうする?サカイ」

「言いません。冒険者は自由です。それでクビになれば、こちらも都合いいので」


少し悩んで結論出したみたいね。

確かに、錬金術師やりたいがために、サブマスやめたがってるものね。


これで決まりね。


「今日、すぐには、2人とも無理でしょ。来週、プラム郷に行きましょう」


準備などあるはずだし、でも、本当はすぐでもいいけど。

それまでは、ここで調合させましょう。


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