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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
269/281

269~まったり~

卵を探す旅から帰ってきて数日。


私は、ダラダラとしながら、ナナと、ナナの弟妹たちと、温泉に入ってる。

宿屋の温泉はお金さえ払えば、だれでもはいれるから。

だけと、ここは私の家。

その庭に温泉つくった。


「あー・・・、落ち着く」


大きめの湯船と、鹿おどしの音。

石に見せかけた縁のとこで、ぷかぷかと湯船にうく。

旅の疲れが取れていくようだ。


「たまにはのんびりもいいわね」

「おじょーさま、いつものんびりしてる」


ナナ、ツッコミいれない!


「ナナはお湯入るの大丈夫なのね」

「ナナは泥水でもヘーキ」


いや、それはやめていただきたいわ。


「泥水入ったら、綺麗に洗ってから、湯船に入るのよ」

「はーい」


返事だけはいい。

ナナの弟妹たちは、まだ産まれてそれほども経ってないのに、湯船中で泳いでる。

まだ四つ足だし、どう見ても犬だわ。


「本当に狼なのかしら?」

「狼だよ」


ナナは狼じゃないと思うけどな。

お口だけは、ハムスターよね。


「こんなに早く動くようになるものなのね」

「獣人は、大きくなるのは早いんだよ?」


え?

ナナ、小さいけど。


「ナナも大きくなったでしょ」


ない胸を張るちみっこナナの、どこが大きくなったのか?


「ナナは背も伸びてないわね」

「むー」


むくれた顔も可愛いわね。

いつまでも小さいナナでいて欲しいわ。


弟妹五匹は、お湯から出て、氷を舐めてる。

うん。

やっぱり犬っぽい。


「今日は、ナナが、お世話なの」

「それでうちに来たのね」

「おやつなの」


わかってたけど、困った子だよ。

まあ今日は、まったりとお風呂の日。

ナナもちびたちも、ゆっくりしてって欲しい。

でもね、ちびたちの名前をつけるのはお断りです。

私は後ろ盾になってあげられないからね。


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