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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
267/281

267~困ったな~

空間の歪み。

別に、地面がめり込んでいるとかはないけど、その場所だけ、世界が歪んでる。


ウーマに、少し離れた場所に停めてもらう。

あまり近くに行くのは良くなさそう。


「んー?」


目を細める。

矢印は、確かにあの歪みを指してる。


「近づいても大丈夫なのかな」

「われは近づくことができぬようだ」


え?

どう言うこと?


「あの歪みを浴びると、空のものは皆、消えてしまうのだ」

「はー?」


そんな設定、あるの?

初めて知ったのだけど?


「あれは我らの墓場じゃ。我らは、寿命が近づくと、歪みに入る。また生まれるために」


そんな設定、はじめてしった。

ゲームではなく、この世界のことわりなのかな。

プレイヤーは、寿命がない。

それだけは知ってる。

運営さんたちもないけど、星にも寿命があるのだろうか。

そしたらプレイヤーはどこにいけばいい?


でも今は、そんなこと考える時間がない。

この歪み、私は近くに行ける。


「みんなはここで待ってて」


何があるかわからないしね。

卵は、私しか見えないし。



ゆっくり近づく。

うん。

歪んでる。


あ、卵が二つ。


なんだろう。

融合しそうで、しない、反発もしてないけど。

そのせいで歪んでいるのか、ここ。


手を伸ばすと、一つが取れた。

それと同時に、爆風。


よかった。

何があるかわからないから、結界はっておいて。


爆風には驚いたけど、飛ばされなかったし、卵も無事。

卵を空間に入れ、もう一つも手に取る。


今度は爆風が起きなかった。

きっと、歪みの反発だったんだろうな。


それと同時に、矢印が全て消えた。

全部、回収したみたい。


よかった。

あとは、空の人に渡すだけ。


手を振れば、ウーマが、馬車を引きながらこちらにむかってきた。


やっと、長かった旅が終わる。

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