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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
256/282

256~それよりも~

ライオン兄弟をプラム郷に連れて行く。

それは決まったことだからいいと思う。


それよりも、竜のタマゴだ。

まだ、ここにいる空の人の探すタマゴがみつからない。

何で?

確か、ゲームの中では、結構すぐに見つかったのに。

一つだけだったし、

確実にそのタマゴへの矢印が出てた。

今も出てるけど、まだ複数ある。

そろそろみつかってもいいと思う。

空間魔法の中に保管しているタマゴも、結構多いし。

これ、どうすればいいのかしら。

運営さんが竜に返してくれるのならいいのだけど、また、空の人のや地の人に渡すことになるのでは、同じことの繰り返しだ。


空の人からの抗議も、さすがに、無視してるわけにもいかないしね。

もう何日もここにいるから。


「しばらくは、ライオン兄弟は、私たちと行動してもらう方がいいのかな?」

「そうですね。それか冒険者ギルドで、移住の手続きをして、プラム郷に送ると言うこともできます」


その場合、誰か一緒に行かないと、説明できないよね。


「サカイ、一緒に帰る?」

「えっ?」

「サカイが一緒にプラム郷行って、ジャムさんに話つけてくれるといいのよ。家だって、何軒か余分に建てられているんだから、そこに住めるでしょう?」

「錬金術の指導はどうするのですか」

「プラム郷のおじいちゃんおばあちゃんも、ナナも、教えることはできるでしょう。あと、冒険者さんたちも、ポーションくらいは作れるのだから、プラム郷にいたら、教えるように言って欲しいわ」

「・・・わかりました」


不満そうだけど、それが一番いい気がする。


「基礎の本はプラム郷にあるし、サカイも教えられるでしょう。あなたの技術の向上でもあるのよ」

「はい」

「こちらの用事が終わったら、しばらくはプラム郷にいるから」

「でもすぐ王都中央部に帰らないといけないかもしれません」

「それなら王都中央部に毎日行くわ」

「約束ですよ」


めんどくさいけど約束。

このライオン兄弟は、錬金術の基礎はできそうだから、プラム郷でも即戦力になるよね。

石鹸もカバンもポーションも、人手が足りなくなるかもだし。


とりあえず、今日は、寝る。

明日になったら、兄弟には話をしよう。

ああ、眠い。


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