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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
247/281

247~レアな鉱床があってもね~

もふもふを名残惜しい気持ちだけ残して、詐欺師さんたちを追う。

ほんと名残惜しい…

もしかしたら、階層主もモフれるかもしれない。

また今度、このダンジョン来てみるかな。


でも今は、たどり着いた鉱床。

…ここにあるのって、銅とか鉄とかだけじゃない?

珍しい宝石か鉱石、あるかな?


「サカイ、静かに、その辺、鑑定してみなさい」


まだまだ鑑定スキルが低いから、もしかしたら、無理かもしれないけど、なんでも修行よ。


「…ほとんど鉄ですね」

「鉄ね」


いや、あってるけど。

70パーセントは、鉄が含まれてる。

まだまだ鑑定甘いな。


「でもあの人たちは、ここに用がある。レア鉱石があるのかもしれない」


前の方を行くふたり。

もう向こうから見えてもいいのだ。

私たちは浅いとこで、鉄鉱床を掘る、振りだから。

いや、少しは持ってくか。

サカイの修行の一つにしよう。

性質変化くらいできるようにならないとね。


そこかしこから掘り進める音が響く。

私たちや詐欺師さんたち以外にも来ているのがわかる。

私は、詐欺師さんたちを視ているから、どこにいるのかもわかる。


キョロキョロし始めたな。

なんだろう。

人がいないか確認してるのかな。

フードを深く被っている方が掘り始めてる。

本来、精製するのだろうけど、そこはゲームの世界?だからか、ダンジョン仕様なのか、そのままが掘り出される。


あ。

鉄じゃない。

あのあたり、レア鉱石を含む、鉱床なのか。

んー?

ミスリル鉱石か。

結構大きい。

アレを手品で使うのか。

何のためか、やっぱりわからないな。


「師匠、どうしました?」

「ん?ああ、もういいや。出よう。きっとあの人たちも戻ってくるよ」


次にあの手品やる時に、隣で本当の錬金術、やらせよう。サカイに。


鉄は、メイちゃんとシツジローくんが、そこらじゅうから掘り出してくれたみたいだし。

もう用事ないな。


帰り際も、名残惜しいもふもふを残して、まだ夕方になったばかりのダンジョンの外に出た。


あー。

疲れた。

寝たいわ。


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