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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
246/281

245~あれ?~

「そういえば、疑問だったんですが」


サカイが急に言い出す。

何よ、こちらはもふもふを堪能してるのよ。

家に帰って、シリウスたちをもふりたい。

やはりお手入れしてるから、あの子達は毛並みが違うよね。


それより、なんなのよ。

 

「階層主と闘ってませんよね」


何?

今更それに気づいたの?


「それがどうかしたの?」

「おかしいじゃないですか」

「ここのダンジョン、階層主のリポップは5日かかるのよ」


そう。

5日。

忙殺されている運営さんたちの、ちょっとした手抜き。

ヌルいダンジョンの階層主のリポップが、ものすごい遅い。

ここの階層主のドロップが欲しいなら、次のリポップまでまたなければいけない。

代わりにいない間は通り放題。

階段が出る。

他の人が倒して先に進んでいるだろうから、階層主とは闘わなくてすむ。


闘ってもいいんだけどね、ほんとは。

でも、今は詐欺師さんたちの後をつけるのが優先。

だからやらなくていいことなんてやらない。


「その、魔獣を撫でているのはやらないといけないことですか?」


なんですと?

せっかくお腹見せてくれてるのに、触るなと?

癒しなんだからこれはやらないと。

階層変わっても、触らせてくれるのだから、堪能しますとも。


「サカイもさわれば?」

「触りたいですけど、歯を剥いて威嚇されてるので」


さわれないのか。

仕方ないよね。

レベル高いはずなのに、サカイは舐められてるな。


さて。

詐欺師さんたちもまた少し進んだようだし、ついていきますかね。


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