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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
238/281

238~理由はどうであれ~

いつもお読みいただきありがとうございます。

この年末年始、少々忙しいことになりまして、年内の更新は、本日までになります。

年明けの更新は、中旬あたりからできると思います。

よい年末年始をお過ごしください。

メイちゃんとシツジローくんが戻ってきたのは、夜だったらしい。

らしいというのは、私は寝てたから。

ふて寝だったけど、そのまま本格的に寝入ってた。

だから私のステータス体民が取れないのだと思う。

仕方ないけども。


「気配を消してあとをつけていきますと、小さな家にたどり着きました。しばらく見張っていましたら、中から二人の男性が出てきました。体格から行って、先ほどの二人だと確信しました。さらに後を付けますと、二人はそのまま、冒険者ギルドへと入っていきました」


どうやら冒険者だったらしい。

背の高いフードの男は、顔にひどい傷を負っていて、しかも呪われているようだと、シツジローくんの見立てだ。

冒険者ギルドに出回っているポーションを買っているようだ。

まだプラム郷のポーションは多く出回っていないものね。


それよりは、なぜ二人が錬金術のまねごとをしたのかということなんだけど。


メイちゃんがそのあとを引き受けた。

二人がいなくなって、中に人の気配がしないからと、侵入したのだそう。

いや、メイちゃん、それは犯罪だよ・・・

まあいいけども。


中に入ると、すぐに部屋で、そこのあったテーブルには、焼け焦げた跡の魔法陣があったのだという。

どうやら、使った後何だろうけどね。

ところどころが欠けていたので、それを勝手な文字で補填して、今の偽物魔法陣を書いたのではないかということだ。


「なるほどね・・・」

「となると、本物を書いた人がそこににいたということだよね」

「そうですね。聞き込みでは、何年か前にあの二人が引っ越してくるまでは空き家だったそうなので、どれほど長く放置されていたのかはわかりませんが」

「そっか・・・」


それじゃやはりあの二人に尋ねるしかないよね。


「ただの推測ですが、あのパフォーマンスは、冒険から帰ってきたからやっているのではないかと」

「そうだね。冒険でいい鉱石を手に入れたからやっているんだろうけど。・・・何を釣りたいんだろうね」


見世物で儲かっているようには見えない、どころか、金銭を受け取るそぶりも見せず、片づけて去っていったのだし。


「教会のものが探しているようでしたが」

「それは正体を見せるわけにはいかないよねぇ。詐欺だし」


彼らは何をしたいのだろう。

きっとまた冒険に出てしまうのだろうけど、その前に捕まえて聞いてみるかな。


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