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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
233/281

233~虫は嫌だからね~

今は、ナナよりサカイより、街。

たまにはカフェとか行きたいし、この街の洋服とか、アクセサリーとかの就航も見たい。

プラム郷にいかせるものがあるなら、知りたいしね。


私はお金があるけど、この世界の常識を知らないから、街の発展がよくわからない。

まあ、プラム郷はいろんな人が来ているから大丈夫とは思うけど。

人が増えるにつれて、仕事も増やさないとだし、産業を知るほうがいいのかな。

あの辺鄙な場所に来るのは、門を通ってきた人か、通って帰る人くらいしかいないのはわかっているけどね。

せめて、元からいる人たちが穏やかに就活してくれたらと思うのは、ぜいたくなんだろうか。


「ここって金属類はどこから手に入れているのかな?プラム郷は、王都の中に出回っているのを、ジューノさんが融通してくれているのよね」

「そうですね。・・・ダンジョンの中は、虫だらけですが、もしかしたら、鉱山になっているダンジョンもあるかもしれませんが」

「そうか。ダンジョン核にきいてみればいいのね」


米も出してくれているんだから、もしかしたら、鉱山くらい持っているかもしれないよね。


「ジューノさんに頼むばかりじゃなく、プラム郷で手に入れることも考えないとだものね」

「そうですね」


そうすると、糸もどこかで手に入るのでは…


「糸・・・」

「糸ですか。・・・お嬢さまは嫌がるかもしれないですが、魔物が吐き出す糸から作られているものがほとんどです」

「まもの・・・」

「はい。糸をはく芋虫系の魔物です」

「ぎゃー!!!!」


虫は嫌だ、虫は嫌だ、虫は嫌だ。


「魔虫糸はとても丈夫なうえ、魔虫が穏やかな性格なので、かうことができるのです。そのため、庶民の服としては、とても安価で手にはいりやすいのです」

「そ・・・そうなんだ」

「特別糸をはく魔虫もいて、そちらは貴族御用達となっているようです」

「へえ・・・」

「麻とかでは作らないのかな」

「あることはありますが・・・」


お勧めできない感じなのか。

でも、それよりも、洋服屋に行きたくないな、今。


「よし鍛冶屋に行こう」


どんな武器があるのか見たいしね。

作れるからいいけどね。


シツジローくんと空の人を伴って、街をめぐる。

いい一日が過ごせたな。


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