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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
230/281

230~ちょっと物悲しくなった~

サカイがまだうんうんうなってる。

まだ隣町につかない。

いや、隣町に入るための順番待ちなんだよね。

王都中央部に入りと木みたいに、混んでる。

おおきい街って、結構待たされる。

サカイ領はそうでもなかったのは、鑑定道具がきちんとあるから。

こちらにもあるはずだけど、サカイのは、本物だからなあ。

仕方ないよね。


「明日には入れそうです」

「よかった」


いや、よくないわ。

馬車で寝泊まりばかりだし、そろそろ外で伸びたいし。


「サカイはどうよ」

「・・・師匠、もうだめです」


ん?

あ、魔力切れ起こしそうになってる。

間量操作できるくせに、魔力を抑えて使うことができないのかな。

シツジローくんが教えて・・・


「これは、サカイ様が自分でやらないといけないことです。経験を生かして、後世のものに教えていけるでしょう」


ああ、そうなんだね。

それじゃ仕方ない。

コツを覚えてほしいけど、頑張ってね。


「一度休みなさい。こんを詰めてもできないし、目が疲れて見えにくくなるでしょ」

「は・・・はい」

「メイちゃん、お湯で濡らしたタオルを渡して」

「はい。・・・サカイ様、どうぞ」

「ありがとうございます?」

「目に当てなさい。疲れをとるためよ」

「ああ、はい。ありがとうございます」


サカイが寝転がって、目にタオルを当てて寝てる。

まだしばらくは無理かしらね。

これでうまくいけばナナたちにも覚えさせたいのだけど、やっぱり何か間違っているのかな。


「今日は天気がいいので、外でご飯食べましょうか」

「承知しました」


馬車は止まったままだし、もうすぐ晩御飯の時間だし。

メイちゃんの美味しいごはんも外でもいいわね。


「サカイも少し休んだら、外に来なさい。ご飯だから」

「はい」


メイちゃんがもう、外での食事の用意を始めているし、シツジローくんは、ウーマをいたわっているし。

夕方の風は少し冷たくなってきたかな。

けっきょくガイアに結構な年数居る気がするわ。


メイちゃんの夕ご飯の美味しいにおいが漂っているからか、周りの馬車の人たちが周りをうろうろしてる。

子供連れなんて、子供は・・・

うん。

そばまで来ているわね。


「あなた達も食べていきなさい」

「いいの?おねえちゃん」

「たくさんあるからね。いっぱい食べな」


たまにはいいか。

いつの間にやら周りの大人まで参加しているけど、自分で何か調達しなさいよ。

まあ、材料はいっぱいあるから別にいいけどね。


たのしいけど、なんだかすこしさみしい・・・

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