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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
225/281

225~よく寝ました~

起きたのは自分の家。

あ、拠点のほうだ。

・・・大量のスライムの核と、プラント母さんの枝が、山のように庭に積まれている。

全部、空間に入れとくか。

あ、ジューノさんに売ったらどうだろう。

いい値で売れるかな?

それか、王都中央部に売りに行ったほうがいいのかな。

元王様にでも相談してみるか。


しかしよく寝たわ。

最近はあまり寝てなかったような。

そんなことないわね。

いつも通りだったわ。


メイちゃんが朝食・・・ん?外が薄暗いわ。

今何時かしらね。


「夕方も遅くでございます。お嬢さまは、四日ほど寝ておりました」


シツジローくん・・・

そんな呆れた顔しないでほしいけど、久しぶりによく寝たと思ったわよ。うん。


「まだ起きたばかりですので、軽めのものにしました」

「ありがとう」

「これからプラム郷と、サカイ家にも行ってまいります」


え?

メイちゃんがご飯作っているの?

そこまで甘やかせちゃダメでしょ、といいたいけど、仕方ないね。


「おぬし、いつになったら起きるのかと思っていたぞ」


あ、空の人。

ごめんなさいね。


「そろそろ旅の続きをしないとよね」


結構な日数を費やした気がするし。

早く見つかれば早く帰れるしね。


「まあそう急がんでもいい。竜の卵を落としたのはこちらだし、少しは反省している。神に知れたら、それこそどうされるか・・・」

「いや、運営さん、知ってるけど、探しているのだからと見守ってくれてるけど?」

「ん?運営さんとは?」

「え?だから、創造神だね。・・・プレイヤーってさ、国から出ると神様のサポートが付くんだよね」


といっておいたほうが楽でしょ。

ほんとは、向こうから来るときのサポートだけど。


「なっ!では、神は知っているというのか」

「知ってるねぇ。だって、あなたの卵じゃない卵を、空間魔法に入れられるようにしてくれたのも、神様だし?」


運営さんに相談したんだしね。


「う・・むむむ」

「だから大丈夫よ。私は創造神だけど、違う人のサポートの場合もあるし」

「創造神・・・」

「ガイアードだっけ?・・・あ、デュースのほうで言うのかな?」

「よ・・・呼び捨てにする出ない!」

「ええええ・・・まあ、私は、運営さんと呼んでいるけど」

「なんと不敬な・・・」


この後小一時間は怒られました。

めんどくさいなあ。

確かに同じ立場っぽいけど、こちとら異世界人なのに。


「まあ、だから大丈夫だよ。明日には出発・・・とはいかないけど、早めにまた行こうね」


納得してくれればいいんだ、納得してくれればね。


ああ、めんどくさいけど、早めに旅に出よう。


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