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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
219/281

219~まったりさせてよ~

和室に通された。

いや、ここはすべて和室なのかもしれない。

畳にくつろぐ。

座布団ではなく、クッションというところが、時間を感じる。

座布団、縫えないのかな?

今度メイちゃんに作ってもらって送ってあげよう。

やはり和室は座布団のほうがいい。


領館から来たのであろうメイドさんが、紅茶を出してくれる。

緑茶はなかったか、残念。

向かいに座るのはサカイ様。

いろいろ聞きたいようだ。


「さっきの部屋は、言ったとおり、写真がいっぱいあった部屋よ。その前の部屋は、ポータルが置いてあるのだけど、あそこはあなたたちでは使えない」

「開けることもできないですか」

「そうなってる。仕方ないと思うよ」


スーベニア・サカイが残した家自体も、ワールドガイアのものだから、簡単には変えられないしね。

このほかの部屋にも、いろいろありそうだなあ。


「錬金術部屋もあるのでしょうから、あとでみるわ」

「お願いします」


とりあえず今はまだまったりしたい。

ついて早々ここに来たのだし、疲れてはいないけどね。


「お嬢さま、そろそろお夕食のお時間です」

「ああ、そうなの?・・・馬車に戻ろうか」

「いやいやいや、領館のほうに食事は用意させてありますから」

「いや、いいよ」


堅苦しそうで嫌だわ。


「うちの家族しかいませんから」

「だから嫌」


めんどくさそうだし。


「それならここで食べてるほうがいいわ」

「わかりました、早速手配します」


いや、断ってよ。

めんどくさいな。

マナーもないわよ、私。

あと、メイちゃんのご飯じゃなきゃ、おいしくないじゃない。


「お嬢さま、手伝いに行ってまいります」

「ああー、わかった・・・」


少しはましなものが食べられるかな。


夕食はなんだか静かだった。

貴族様ってこういうものなのかしら。

食べた気しないなあ。


領館の部屋に案内されたけど、寝心地もあまりよくないし。

あまり寝られそうにもないかな。


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