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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
216/281

216~応接間は豪華~

馬車の速度で、領都を進む。

うーん、遅いなあ。

ウーマが、急にいなないているんだけど、不満なんだろうな。

休めるとこついたら、ウーマを一度、拠点に帰そうかな。

おもいっきり走ってきてもらえば、すこし気が収まるかもしれない。

だから、二台の馬車の馬たちを怖がらせないでほしい。


領館につくと、お出迎えたくさん。

おお・・・

サカイ、ほんとに坊ちゃんだったのだね。

いつまでも独身のおっさんじゃ、こういうところでは困らないのかね。

ラノベとかでは、貴族って、ある程度のとこで婚約とか結婚とかしているはずなのに。


「師匠が何を思ったのかわかりますが、もう一人立ちさせてもらっているので大丈夫ですよ」


あれ?

思考が読まれてたわ。

まあ、いい年して独身なのは私も同じだしね。


家の中に案内してもらう前に、シツジローくんに言づけて、ウーマを拠点に連れてってもらう。

馬車自体は、私の空間魔法に収納。

ああ、こちらでお世話になる気はないけど、一応ね。

サカイも、サカイ様も、シツジローくんとウーマがいなくなったのに、驚きもしないけど、このサカイ父はなぜか焦っているな。

気にしなくていいんだけどな。


「アイリーン殿、明日、先祖であるスーベニア・サカイの家に案内しますぞ」


サカイ様の申し出。

そうだね。

一度見てみたかったんだった。

ちょっと楽しみ。

メイちゃんは、この領館の人と話して、食堂に行くらしい。

そうだよね。

私の舌を超えさせているメイちゃんがいないと、ご飯が食べられないしね。


応接室で、サカイとサカイ様と雑談。

サカイ父、仕事があるそうで、恐縮しながらいなくなった。

気を使わなくていいなら楽だわ。


「夜には兄夫妻と母も来ます」

「あ、そう」


会いたくないけどお邪魔している身。

仕方ないよね。


しかし、無駄に豪華な応接室だな。

貴族って大変なんだな。


「スーベニア・サカイが残した家は、いまだに開かずの間があるのですが、師匠なら開けられるような気がします」

「開かずの間?」

「魔法がかかっているのか、入り口もありません。残されている間取りを見て、そこに空間があるのが分かりますが、だれも入ったことがないそうです」


それって明らかに、プレイヤーしか入れない場所だと思う。


「そうなんだ」

「もしはいれたら、何があるのかだけでも知りたいです」

「わかった」


期待はしないでもらいたいけど、入れる気がする。

何はともあれ、明日に持ち越しだ。

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