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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
213/281

213~サカイ領をゆっくり~

サカイ領は、王都中央部とは違っていて、栄えているけど、職人通りが多い。

工房っていうの?

生活雑貨から武器屋まで、すべて工房。

そこの隣に小さな店があるって感じ。

店では、完全受注らしく、大きくしなくてもいいみたい。


市場ももちろんある。

おいしい、かどうかはわからないけど、食べ物が売っている。

シツジローくんに買いに行かせてみた。

うん。

たまにはこういうものもいいわね。

メイちゃんのようにおいしいものじゃないけども。


街の郊外は、家が立ち並んでる。

レンガ造りの家が多い。

なんでだろう。

この領の特色なのか?


「祖スーベニア・サカイが、このような街並みを望んだといいます。ですが、祖スーベニア・サカイの家だけは、ほかと趣が違うのです」

「そこに今でもみんなで住んでいるの?」

「いえ。その家は、いつ祖スーベニア・サカイが帰ってきてもいいように、手入れはされていますが、住むことはないです。・・・ああ、師匠の家みたいな感じですね」


王都中央部の家の作りは、日本家屋だ。

スーベニア・サカイの家は、そんなつくりなんだという。


「庭の一角に、祖スーベニア・サカイの家があります」


もともとは、こちらが庭だったのでしょうけど、と、サカイは笑う。

まあそうだろうね。


「祖スーベニア・サカイが残したものも、師匠には見てもらいたいです」


 ゆっくり進む馬車の御者台に乗り、案内しながらも、こちらに話しかけてくるサカイは、少しうれしそうだ。

 久しぶりの帰郷だろう。


サカイ領はおおきいらしく、一日やそこらで領主館にはつかないらしい。

ゆっくりと観光しながら、領の中の街をめぐっていく。

たまにはのんびりもいいなあ。

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