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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
206/281

206~次の卵の場所~

矢印に沿って進んでいくと、当たり前だけど、いくつかの集落が見えてきたりもするけど、スルー。

よってもいいんだけど、プレイヤーって、なぜか警戒されるのよね。

なんでかな?


目的地が近づくと、見えたのは、森。

また、自然の中か。

ほんとに、下も見ながら空飛んでほしいよ。

それよりか、落とさないように背負ってほしいものだよ。


この森にも、大きなクレーターとなっているところはないようだけど、もしかしたら、すごい昔に落ちたのかもね。

ウーマを止めたのは、洞窟の前。

いやな予感がするな。

洞窟の中って、おかしいでしょ。

みえる人か持ってった可能性?

でも、何もできなかったから、そのままにしたとか?


そんなことないか。

ただ穴の向こう側にあるか、卵が転がって洞窟になったか、だよね。

そう考えたい。

あとは・・・

地の人が、間違って持ってった可能性。

それだと、混ざりものになってしまって、竜が生きていられないのに。

もともと同じものだと思うのだけどな。

育てようとしないで、そのまま置いているだけと信じよう。

まあ、地の人が持ってったと言うならば、だ。


「洞窟の中にあるっぽいんだけど、誰か留守番してて」

「師匠!連れてってください!」

「じゃ、空の人は、メイちゃんとお留守番ね」

「承知」


メンバーは、卵が見える私、サカイ、シツジローくん。

どのくらい深い洞窟かわからなっけど、早く帰れるといいな。


歩くの嫌いな私でも、こういうところくらいは歩いていく。

光魔法で、周りに光球を飛ばして、ぼんやりと周りが分かる。


「師匠、なんだか寒いですね」

「洞窟の中だからじゃない?」


確かにひんやりしているけど、寒いほどではないけど。

そうだ。

私のマントはそういうのも対応だったわ。

はいている息、白いものね。


今のところ魔物が出る気配はないね。

いくつかの分かれ道。

私は矢印の通りに行くから、道を間違えないけど、帰りは・・・

シツジローくんがいるから、大丈夫ね。

サカイは役に立たないだろうし。


サカイが疲れはじめたころ、ちょっとした開けた場所に出た。

まだ、矢印は続いているから、ここじゃないのはわかる。


「今日はここで野宿かな」

「そうですね。・・・メイさんのご飯がないのが惜しいですが・・・」

「メイちゃんのご飯は空間に入っているよ」


そんなの、当たり前よね。

シツジローくんが作ってくれてもいいんだけど、やはりメイちゃんのご飯が一番おいしい。


「この洞窟、結構広いですね。お嬢さま、矢印はまだ先なんですね?」

「そうね。どこに続いているのかな」


あっちこっちいった気がするけど、どういう風に続いているのかな。


「一周回っているような気がしますが、苦だったりもしてますから、縦長なのかもしれません」

「そうなのね」


まあ、ご飯食べて、さっさと休もう。

眠いものね。

サカイもご飯食べて眠そうだし。

体力ないよね。


起きたらまた出発だわ。

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