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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
205/281

205~次に移動~

Bランクと別れた。

この大食漢は、この集落にいるのが当たり前なんだろうしね。

今だけの案内人だったし。

え?

メイちゃんのご飯が食べられなくなるって?

何、駄々こねてんの。

連れて行かないよ。

料理スキル上げればいいよ。

私のスキルは上がらないけどな。

自分で言ってて泣きそうだよ。


次の矢印に向かう。

しかし、何本出ているんだか。

よくこれだけ落としてて、竜は怒らないな。

心が広すぎるでしょ。


「空の人、あなた、どこらへん飛んだか覚えていないの?」

「ふむ・・・ヒトの住む場所など把握しておらぬが、この辺りだったような」


王国全体だな。

広いんだよ、ここ。


「それで戻ったら卵がなかったと?」

「そうじゃ。いつなくしたのだか」

「何日くらい飛んだの・・・」


一日回った程度なら、この辺りって思いつきそうなんだけどなあ。


「朝日が昇るのも沈むのも、夜空も何度見ても美しい」


つまり、気のすむまま飛んでたということか。

それでいつの間にか卵がなかったと。


注意力散漫過ぎない?

卵の散歩だよね?

ちがうの?


「次はこっちだね」


王都からは遠ざかっているけど、周りだよね。

そういえば、ほかの集落とか、ほんとにいったことないし、サカイの領だって、王都の外なんだよね?

サカイ様は転移できちゃうから、忘れていたけどね。


馬車の中のサカイは静かだ。

できるだけ多くの回復薬を作れといっておいたから、ひたすら錬金窯で錬成中。

それが修行の一つだと言っておいてあるから、必死だな。

上級まで作れるようになったら、一番弟子としての面目躍如だね、と言ったら、がぜん張り切っているけどね。

でも、まだ中級も作れないね。

この旅で、どこまで進められるかな。


材料は、なくなりそうになると、メイちゃんが拠点に転移して採取してくるから、気にしないで作ってほしい。

私はおやつ食べながら、矢印の方向を指示しているだけ。

あと何日かかるかなあ。

まあ、ウーマは早いから、二日もかからないかもしれないな。

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