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ワールド・ガイア  作者: 水野青色
202/282

202~意外な再会~

いつもお読みいただきありがとうございます。

まだ卵探し中です。

小さな集落についた。

ここの近くから、矢印が出てるから、一応、ここを拠点に探してみようと思う。

すぐいけるんだけど、他って知らないから、見てみたいよね。


集落の前で、馬車が停まる。

一応確認があるもんね。

怪しい人は通さない、はずだから。


門番は獣人さん。

熊だ。

シツジローくんが、あいさつしてる。

ウーマはおとなしく・・・

してないでいなないてるな。

まだ走り足りないんだろうな。


「お嬢さま、降りてくるようにとのことです」

「はーい」


空の人とサカイとメイちゃんを促す。

空の人はクッションから起きたくないようだ。

さすが、ダメにするクッション。

私も起きたくなかったし。


「ふん。人族か」


大きな鼻息を鳴らし、獣人のクマ男が威嚇でもするかのように此方をにらみつけてる。

まあ、人族は、サカイだけなんだけどね。


「人族は帰れ!」

「えー・・・」


いきなり何なの、こいつ。


「シツジローくん・・・」

「一応、探し物をしているので、ここを拠点にさせてほしいと交渉したのですが」

「ダメってこと?」

「人数によるといわれました」


人数。

少数だよね。

5人しかいないし。


あー、つまり、クマ男、こちらをびびらせて去らせようとしたのかな。

クマ男、見た目の迫力あるものね。

こちらは、弱そうな男と女が出てきただけだし。


「帰れ、人族!」

「言っておくけど、私はプレイヤー。こちらは空の人、人族は彼だけよ」


一応正さないとね。

なんでも人族にしちゃうと痛い目に合うかもだし。


「な!プレイヤー!」


熊男。

なんでかわからないけど、すぐさまほら貝みたいの吹きだした。

結構音が大きいんだな。

耳痛い。


集落から、あわただしい気配がする。けど、だれも出てこないね。

あ、誰か来たな。


「わしはこの集落の長じゃ~」


亀だ。

長老は亀の獣人だ。

フルフル動いてる。

初めて見たけど、亀もいたんだなあ。

後、若い虎の獣人がいる。


「緊急事態と聞いて~駆けつけました~」


かけ・・・てないよ、おじいさん。


「長老、じつは・・・」


熊男が、亀おじいさんに話しているけど、全部聞こえてる。

おじいさん、耳も遠いか。


「ひ・・・ひぃぃぃ、ま・・・まおうじゃ~」

「プレイヤーは魔王じゃないです」


失礼な、まったく。

やらかしたプレイヤーが多いの?

そんなに来ていないはずなのに。


「お許しください。長老は、少々、伝説を鵜吞みにする傾向がありまして」


虎の獣人は普通に話しかけてくれるな。


「それよりどうしてこのようなところに?」

「あ、探し物をしてまして。すぐ見つかるとは思うのだけど、しばらくここに逗留しようかなって」

「そうですか・・・。一応、ここの住人を一人つけても?」


そうだよね。

変なことされたら困るもんね。


「もちろんですよ、どうぞ」


いうと、虎の獣人が、何かくわえたと思うと、中から砂煙が上がった。

なんだ?


「兄者ー、呼んだか?・・・って、アイリーンさんじゃないか!」


虎獣人。

あ、この人、ジューノさんのとこのだ。

確か名前・・・


「Bランク!」

「あ。アイリーンさんひでーよ。まだ名前覚えてくれていないのかよ、ランドルだよ」


そんな名前だったか、Bランク。


「兄者、安心していいぜ。アイリーンさんは、俺の依頼者ごとすくってくれた恩人なんだ」

「なんだ、この方がお前が話していた方なのか」

「そうだぜ。心配いらない」


なんだかよくわからないけど、話はまとまったのかな?

中には入れたし、よかった。

今日はここでお休みだね。

ウーマはBランクが面倒見てくれるようだし。

寝る場所は馬車の中で十分だし。


私も早く寝よう。

矢印、うざいなあ。

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